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2014.07.30
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カテゴリ:チャレンジした事
自慢にならないが、読書なんて高尚な趣味は、あいにく持ち合わせていない。

たとえ誰に薦められても、なかなか<そうなの?>と素直に読むことが出来ずに
オジサンになってしまった・・・。

大人になったら、自然とこんな風になるのだろう。
と、努力もせずに淡い期待と幻想を抱きながら、大人になってしまった
典型的に悪い見本のようで、吾ながら恥ずかしい・・・。

ひょんなことから、NHKの特報首都圏で作家の上橋菜穂子さんの
特集
が放送されたのを拝見した。

ご存じの方も多いと思うが、今年、<国際アンデルセン賞>の作家賞に
日本人として、史上2人目の栄冠に輝いた作家さんだ。
※代表作は<守り人シリーズ>


漫画すら、高校生になるまで買ってまで読んだことのない人間にとって、
小説などの活字本を読むことは、正直苦痛でしかなかった。

無理して、小説を読もうと取り組んだ過去もあったが、なかなかページが
進まず、前の内容を繰り返し確認しながら、読んでいた。
結局、読んだけど、内容など何にも頭に残らず・・・・。

もちろん、読書感想文などは、<あとがき>や<あらすじ>を参考にして
書いていたのは、教師にはバレバレだっと思うし、感動や心に残った
場面や主人公のセリフなどは、皆無に等しかった。

こんな捻くれた偏見をもった自称・読者(毒者?)
読書に関して、全く良いイメージなど持っていなかったが、
唯一救いだったのが、作家・上橋菜穂子先生の作品観かもしれない。

上橋先生は、
世間では、<児童文学>と括られていますが、特別、子供向けに書いているつもりはない。
と、おっしゃっていた。

趣味が読書な<ヘビー・ドクシャ―>な方々にとっては、
そんな<児童文学>なんて、超・初心者の為の本でしょ?と鼻で笑われるかもしれない。

しかし、<読書>が趣味たりえる意味を理解していない私にとっては、
とにかく、面白そうだから、読んでみよう!と珍しく純粋な気持ちで本屋さんに向かった。


ざっと、読んでみた感想は、本当に読みやすく、
それでいて、考えさせられることがたくさんあったという事だ。
同じ日本人が書いていることの安心感があり、もちろん、時代小説的に勧善懲悪的ではなく、
それぞれの登場人物が、それぞれの立場で、話を進めている。
不思議なファンタジーの世界観に溢れていて、シリーズ一貫して、主人公の成長や登場人物の
個性を楽しめる。

正直、読書に抵抗があった自分が、こんなNHKの特集ごときに惑わされて、シリーズ10巻を読破するとは、想像もしていていなかった!
夢中で読んでしまったので、再び読み返しながら、もう一度 主人公と女用心棒と
一緒に旅をしたいと思う。

読書が苦手な方に、薦められる一冊は、こんな本なのかもしれない。

作家・上橋菜穂子先生を、これからも応援したいと思う。





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Last updated  2014.07.30 15:26:27
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