上橋 菜穂子著 「鹿の王」(上下) 読了
通勤電車で読むのは、文庫本がいい。
この手のサイズ(↑今回、読んでいた本)は、やはり持ち歩きが重くて不便だ。
でも・・・・
電子書籍は、読書の初心者の目から見ても、抵抗ある。
保存や保管を考えると、情報の電子化の優位性は理解できるが、
人間は所詮アナログだと思う。
触れることで、ぬくもりを感じ、
見ることで、あとどれくらいのボリュームの話を読んでいるのかを理解する。
同じ作家さんであれば、同じ表現を他の作品に見て”にわか”でも嬉しくなる。
(↑これは電子書籍でも体感できる。)
ほんの少しだけ、読書の楽しみ方が分かってきたように感じた。
今まで、読書を敬遠していたのは、読書に時間をかけることに、
意味を見いだせないで、いたからだと思う。
読書には読書でしか体感できない空間がある。
読書でしか経験できない事柄がいっぱい詰まっている。
ほんと、なにを今さら感が猛烈に漂っているし、
本当にスイッチが入るのが遅くて情けない限りだ。
<きっかけに貴賤はないよ!>
高校時代、そう友達に教えてもらったので、私はこの機会に<読書>を趣味に
出来るような人間になりたいと思う。
読書好き初心者ですが、
どうぞ お手柔らかにお付き合いくださいませ。