カテゴリ:サッカー
【本日の試合結果】
アジアカップ2007予選(新潟スタジアムビッグスワン) 日本代表 2-0 イエメン代表 【得点者】 70分・阿部ちゃん、91分・佐藤ツインズ弟(以上日本代表) 仕事の片付き具合によっては、代休も残っていることだし早退させてもらおうかなあ、などと甘い考えでいた、お盆休み明け初日。 もっとも、世の中そんなに甘くできているはずもなく、終業直前に入ってきた仕事も速攻でこなし、さあていざスワンへ…と思った矢先に、別の部署のワカモノがコピー機の前でのたもうた。 「あのー、紙詰まりしちゃったみたいなんですけど、どうすればいいんですか」 よりにもよってこんなときに、コピー機の紙詰まりくらい自分で何とかしてくれ。 予定より約20分遅れて出発。それでもバイパスを降りるまでは順調で、ビッグスワン前に差しかかったときにはキックオフ1時間前だったので、こりゃ楽勝、と思ったのが運のツキ。そこから車がとんと動かなくなり、南側駐車場は満杯で鍋潟駐車場にどうにか入れてスタジアムへダッシュ。なんとかN2スタンドに入ったのがキックオフ10分前であった。やれやれ。 席はN2スタンドの電光掲示板横の時計の真下。風が入ってこないのが難点ではあったが、とても見やすい。 やっぱり君が代は尾崎紀世彦が最高だったよなあ、と思っている間もなくキックオフ。 試合は、簡単に言えば、攻める気ゼロのイエメンのドン引きサッカーに、立ち上がりからほとんどハーフコートゲームになった日本が、実に分かりやすく攻めあぐねる、という展開。 状況を打開するためには、もっと攻撃に連動性や緩急が必要だったと思うのだけれど、オシムたんのサッカーを表現するには、3、4日程度の合宿では習熟度があまりにも足りないってことなんだろう。 刷り込み不完全の日本代表は、まだまだ「考えてから走る」レベルであり、ジェフのような「考えなくても走れる」ところまで至っていない。スタメンにはジェフから阿部ちゃんと巻が入っていたけれど、もっとジェフの選手を入れた方が活性化するんじゃないかなあ。 そこで、はにゅーですよ。 オシムたん、早く羽生入れようよ、はにゅーはにゅー、とうわごとのように言っていたら、オシムたんはちゃんとハーフタイムで駒野に替えて羽生を入れてきたのであった。 (余談だが、ハーフタイムが終わって選手たちがピッチに出てくるとき、オーロラビジョンにアレックスを掴まえて何やら指示しているソリマチンの姿が大写しになり、スタジアム内が湧いた。これはまさに新潟ならでは) そして、羽生が入ったとたん、日本代表の動きが急によくなり、前半よりははるかに得点の予感が漂ってきた。その予感通りに、最初の日本の得点の基点になったのが羽生の突破から。そこからのCKで、阿部ちゃんがヘッドで合わせて先制。おほほほほ。 その後も羽生の縦横無尽の動きと、佐藤勇人を入れてジェフ選手が揃い踏みしたことで日本にリズムが出て、終了間際には佐藤寿人のゴールで2点目。 それにしても、ピッチに入ってファーストタッチでいきなりゴールのニオイを感じさせ、ちゃんと結果を出した寿人って、改めて凄い選手だと思った。敵にしたくないねぇ。 日本代表の完成度の低さとイエメンのどん引きのおかげで、何とも結果オーライな試合になってしまったが、とりあえずはジェフ勢の活躍で帳尻が合った、という感じ。 でも、他の日本代表の選手たちがオシムサッカーを習得すれば、かなりいい感じになるんじゃないか、という予感は十分感じさせてもらえた。田中達也と巻の2トップは、今日はほとんど噛み合ってなかったけれど、噛み合えば面白いコンビになりそうな気がするし、鈴木啓太はトリニダード・トバゴ戦に続いてとてもいい働きをしていた。アテネ五輪最終予選までは五輪代表キャプテンとして頑張っていながら、本大会では代表から外された頃は、どこか脆さというか、ひ弱さのようなものを感じたけれど、すっかりオトナのプレーヤーになったなあ、という気がする。いいよいいよ、髪型以外は。 日本代表の試合っぷりから「オシムサッカー」の香りを感じられるようになるには、もう少し時間がかかりそうだけど、まあ、いいんじゃないかな、今のところは。 ホント、これからですよ、日本代表は。 これから代表に定着できるとよいねぇ、はにゅーくん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.08.17 01:35:15
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