カテゴリ:アルビレックス新潟
やっと猛烈な蒸し暑さも一段落。暑いことは暑いが、湿度が低い分過ごしやすい新潟です。
というわけで、たぶん今年は去年のような気候的な「アウェーの洗礼」はありませんよ、大分サポの皆さま。 さすがに、この時期は雪は降りませんから。 昨夜、カーラジオをつけると、流れてきたのはベイスターズvsジャイアンツ。ちょうど投手交替するかどうかというところで、解説の関根潤三さんの声が聞こえてきました。 「○○がこれから育てていかなければいけない投手ならそのまま投げさすでしょうけど、そうでなければ交替でしょうね」 そのときマウンドに上がっていた投手は、ベテランに差しかかってきた中堅どころ。ヤクルト監督時代、若い選手を上手に育てた関根さんだけに、ちょっと考えさせられる言葉でした。 才能があり期待されている若手は我慢して使ってもらえるが、ある程度能力の見極めが済んでいる中堅以上の選手は即結果が求められるのが、競技スポーツのシビアな現実。ましてやプロの世界であれば、その色分けは非情なまでにハッキリしています。そうやってフルイに掛けられて、選手は淘汰されていく。そこを生き残れるかどうかは、本人の努力と持ち合わせている運次第、ということになります。 以前、現ベガルタのマルちゃんがこんなことを言っていました。 「僕ら30歳以上の選手は、1年1年が勝負なんですよ」 もちろん、若くて才能があるからといって、いつまでも我慢して使ってもらえるわけではありません。ある一定期間内に結果が出せなければ、淘汰されていく運命にあります。 若手にもベテランにも、生き残るために必要とされるのが「チャンスをモノにする能力」。明暗を分けるのは案外、日々の練習の中での、ちょっとした1プレーだったりします。そこを逃すか逃さないかで、選手たちの道は大きく分かれていくのです。 「グラウンドには、いいものが落ちている」 という岡山センパイの言葉には、そういう意味も含まれているのでしょう。日頃から自分の競技人生としっかりと向き合っている選手ほど、「グラウンドに落ちているもの」を見逃さないことが多いような気がします。 アルビは今、ケガ人や出場停止が相次ぎ、その分、控え組にはチャンスが広がっています。ここでのチャンスの掴み方が、これからの競技人生に大きな影響を及ぼす選手も多いのではないかと思います。若手、ベテラン関係なく、練習からしっかりと自分と向き合って、サバイバルを勝ち抜いて欲しい。そしてその競争意識が、チームをさらに強くするのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.08.25 13:11:27
[アルビレックス新潟] カテゴリの最新記事
|
|