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Mar 27, 2004
テーマ：ダイエット日記(22957)
カテゴリ：カテゴリ未分類
眠らない都市・東京。
・・とはよく言ったもので。 都内で新聞屋生活をしていた頃は 真夜中だろうが早朝だろうが 往来を闊歩している人影を見かけたものでしたが・・。 田舎の朝は違います。 四方３００ｍ、見渡せる限りの視界には 動く物の存在が確認できません。 ホントに眠ってますね、この町・・。 あまりにも孤独なので、たまにすれ違う新聞屋さんに ついつい挨拶をしてしまうまぐろです。 おはようございます。 僕の場合・・ ウォーキングコースなんてものは 全く決めずに その日の気分によって 西へ東へ、気の向くまま歩いていくんですけど。 今朝、進路を取ったのは 懐かしい小学校時代の通学路でした。 考えれば、こうして自分の足でこの道程を辿るのは 実に何年振りでしょう・・。 小さい頃は あんなに広く見えた道も・・ よく友人達とよじ登っていた、高く聳える塀も・・ 度胸試しに飛んでいた用水路の幅も・・ あらためて見れば、何もかもがミニチュアのよう・・。 そんな町並みを巡りながら 回想に思いを馳せていた所為でしょうか。 ふと我に返ったとき・・ 自分が、なんだか突然大人になったような錯覚にとらわれて 少し笑ってしまいました。 三十分ほど歩くと、小学校校舎が見えてきました。 鉄筋コンクリートの重厚な佇まいが 朝靄で薄くなった闇夜の中に、ぼんやりと浮かび上がります。 視線をめぐらせば、だだっ広い運動場には 懐かしい遊具の数々。 ああ・・あの地球儀には「ギネスに挑戦！」とか 馬鹿なこと言い始めた子供たちが 掴まれるだけの掴まって、高速回転させた後 大多数が周囲に弾き飛され、大惨事になったけ。。 ああ・・あのブランコでは 曲乗り（座る部分をくるくる回して、鎖を短くする裏技）してて 落下した挙句、大流血騒ぎになったっけ。。 ああ・・あのジャングルジムは、お調子者の川西君（仮名）が 最上段から逆さに落下して 頭を凹ませてたっけ。。 ・・と小学生らしい痛い思い出がてんこ盛り。 色々と思い出していると 童心に返って、無性に遊びたくなってきました。 「ちょっとぐらいいいかな？」 ・・と、心にほっかむりして運動場に進入できる 経路を探しましたが。 「学校関係者以外の立ち入りを禁じます。」 校門には子供たちにも読めるように 振り仮名つきの看板が掲げられ、行く手を阻まれてしまいました。 「ええい！僕は卒業生だから立派な関係者だ！」 自分国俺法に則って、閉ざされた鉄門扉を乗り越えて 闖入を計画してみましたけど・・ やっぱりそこは、僕ももう立派な大人。 「住居侵入罪」は 三年以下の懲役又は十万円以下の罰金刑でございます。 仕方なくフェンス越しに、指をくわえて我慢したあと 帰路に着きましたとさ・・。 ・・うん、たまにはこんな懐かしい散歩もいいな。 「過去を振り返るようになるのは、年を取った証拠だ！」 ・・と思った方、グーで殴りますから一歩前へ。
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