再生した月はどこ？

ここ静岡の興津川沿いの街には私の知る限り

ホームレスはいない。

ブルーテントはない。

だから道端にお宝のアルミ缶が捨てられていても誰も見向きもしない。

ここに来る前は東京日本橋浜町に住んでいた。

犬の散歩は隅田川テラス。

ひと頃に比べれば（今年３月までの話）数は減ったが

ブルーテントとその住人はお顔見知り。地下鉄のホームで

会ったりすると誰だったかなぁ～？知った顔だ・・・何気に

近づけば・・臭い！爪汚い！！あっつ！！！そ～でした。

あの方でした。・・・ってなもんで、犬の散歩は毎日だから自然と

知ってしまうのだ。その生態を。その人達を。

彼らの現金収入にアルミ缶がある。毎週一回資源ゴミ回収の日

なんかまだ夜も明けきらない薄明からガラガラガシャガシャと

そこら中で音がする。季節によっては窓を開けているから目がさめる。

前日から置かれた回収BOXを漁っているのだ。

何故か自転車を持っている彼らはその前にも後にも

大きな、それは大きなゴミ袋をアルミ缶満載で街を駆け抜ける。

次の作業はその缶を足で潰す。

リズミカルにグシャ、グシャと足が痛くなるだろうな～と

いらぬ心配をしてしまうのは私ばかりではないと思う。

大きな９０リットルぐらいのビニール袋一杯で￥３０００－ぐらい

（実際売りに行ってないので聞いた話です）の現金になるらしい。

で、・・・ここ静岡私の住む街はそのアルミ缶がゴロゴロしている。

ホームレスがいないのだ。

ちなみにブルーテントの立地条件を皆さんご存じ？？

水、トイレ、がキーワード。公園そばでした。