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テーマ:猫のいる生活(139107)
カテゴリ:猫
グレとシロが同居してから半年たち随分仲良くなってきたと
最近は日記に書くことが多い グレは2年ほど一人っ子状態で、またかなり活発なネコであった為 退屈してくると、どうしても外へ外へと意識が向き 閉じられた窓を、なきながら必死に開けようとしたり、または飼い主に向かって 大声でないて訴えることが多く、その上布団の上に粗相までしてしまう始末で 彼のストレスは相当なものだったようだ また、私たちのストレスも相当なもので、テレビの音が聞こえないくらい鳴くし おもちゃを色々と買ってきても、どんなに工夫して遊んでも、30分もたてば 飽きてしまい、そっぽをむいて寝転がってしまい、 お互いに疲れてしまい悪循環だったと思う きっともう一匹いればいいんだろうな、となんとなくは感じていたのだが 頭数制限のあるマンションでそれも無理だとあきらめていた そんな折、職場近くに現れたシロ これは!と喜んだがオス猫 何の本を読んでもオス同士は避けたほうがいいと書いてある わざわざ、とんでもないことに努力する気はない かわいそうだなとは感じたが、シロはそのまま外で餌をやることにした 実を言うと、どこかへいってくれないだろうかと思っていた シロもだんだん成長し、ある日職場近くの一軒の家の前にシロがちょこんと 座っている 注意してみていると夜の7時くらいになるとそこへ座っている様子 やったな、これでシロから解放されるなとほくそえんだ 実際シロはあまり来なくなった しめしめ、そう思っていたが1ヶ月程たってシロは再び現れた どうやらもう餌をもらえなくなったらしい 仕方なしに毎日餌をやった シロは1年半ほど経った頃、職場のそばから昼も夜もはなれなくなった 雨の日も、ようやくしのげるところでじっとしていることが多くなった 白い色だからよく目立ち、子供たちが職場の敷地に勝手に侵入してきて シロを触りたがった シロ自身はさわらせなかったが、その子供たちの、親から餌をやるから 猫がいついて子供が興味を持って触って、怪我でもしたらどうしてくれ るんだなどと言われかねない そんなことも考えて去勢にふみきった 当初は、去勢後3日ほどしたら放すつもりでいた ところが何が悪かったのか、去勢から帰ってきたシロは 両方の爪が根元から折れてしまい流血しており 顔面も腫れあがり、開口呼吸をしている ケージの中に入っているシロのそばを離れようとすると ウァーンウァーンと大きな声でなく 離れるのをやめて頭をなでてやるとなきやむ 尋常じゃない気がして、あわてて救急病院につれていったら、 そんなこともあるという なんだか釈然としないが、去勢などしなければこんなつらい思いは させずにすんだのにと落ち込んだ 外へ放すのがつらくなった 本当はだめなんだけど、うちで飼おう そう決心した 2週間ほどして落ち着いてから、検査の為に病院に連れて行った 猫エイズ陽性だった つれあいがおそろしく落ち込んで泣きそうになっている 仕方ないだろう とりあえずは天寿を全うさせるまでここにおいてやるしか ないだろう それしか思い浮かばなかった グレとシロはしばらく別々の部屋で暮らしていた グレはシロの去勢後、部屋に入れた瞬間に興奮した 見るたびに興奮していた シロの部屋へ行きたがった 2ヶ月くらい別々の部屋で暮らさせ、こんな状態をいつまでも 続けるのはよくないだろう、そう思いだした ありえないことをやっている人はいないのか、それは同じ空間で 同居させる事だ 猫エイズの本を読みあさり、同居させている人の ホームページを訪れ検討した 確信というものはないが、そんなに簡単にうつるものではない事や 流血するようなけんかさえしなければ同居できる わたしはそれに賭けた グレが、シロの存在を確認したあたりから、ケージ越しにあわせだした 1時間2時間とあわす時間を徐々に増やしていき、時にはシロにも部屋になれて もらう為、交代させて部屋を探検させた シロがケージに入っている間、グレは威嚇しながら執拗に攻撃した ケージがあるのに腕を突っ込みひっかこうとしたり、 少し出たしっぽに噛み付こうとしたり ケージ越しなので心配はなかったが さすがにオス同士で凄まじい迫力だった そんなことをくりかえし今日対面させるぞ、と意気込んだ日 シロをグレと同じ部屋に放した シロ自身はおおらかで警戒心のない猫なので、また猫社会というものも いまひとつ理解していないのか、タッタカと躊躇もせず歩いていった グレはゆっくりシロに近づきシロの首を噛むまねをした それでも気にせず進むシロにグレが切れた感じで襲いかかった ぐるんぐるんとお互いの体が合体したみたいな形になって転げまわった 当然の結果だがあまりの凄まじさにあわてて2匹を引き離した そのケンカがおそろしくて、襲い掛かろうとすると止めていたので 仲良し計画は一向に前に進まなかった 時間が解決するなんていったって、そりゃあ健康な猫同士なら そういえるのだろうけど、片方はキャリアでとなったら別なんだ どうしたらよいのかわからず、八方ふさがりの気分だった グレもシロも私たち以外の人間には警戒するので 父親を家によびそこで対面させることを思いついた 思ったとおり一時休戦 そこで初めて2匹ならんでいるのをみた よく見るとグレが人間怖さにシロの下にもぐりこんでいる 笑ってしまった ところが父が帰ると戦闘モードにすぐに変わる 何度か来てもらったが 結局同じ、これもまた繰り返された ある時、父に言われた一言が次へ前進する一歩となった 野良猫は食べるのに必死だし縄張り争いやらで、けんかになったら 噛むときはおもいきり身が切れるまで噛むけど、 今噛み方をみていると完全に加減をしている 餌も十分に足りているし、それほどのことはしないだろう 動物は優劣がつくまでけんかをするのは仕方がないことだ みたいな事だったとおもう そうだなと納得、決心して 怖がらずあわせることにした 目は離せなかったし、不安でもあった。 つれあいがいると大げさに反応してまた事態が後退しそうなので 夜にいないときにあわせたりしていた。 今後の生活の為だとぐっと我慢した そんなこんなで今に至る 今はあの頃に比べるとかなり関係は発展した 相変わらずキックしたりゴロンゴロン転げまわることもあるが 耳の中まで舐めてやったりしている姿を見ると 本当に猫同士にとってよかったのではないか 猫同士の性格が極端に違っていたのも、仲良くできた要因のひとつ だともおもう 私の話だがその当時、相当のストレスがかかったのか、1ヶ月の間、食事をとると 胃が痛み、おかゆで過ごし、胃カメラを飲む始末となった ひとつきで4キロやせた、ちょっとよろこんだ 結局動物同士で、折り合いをつけていくものなのだなと今だから思える お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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