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カテゴリ:耳のこと,目のこと
このところ、ぶーくんが「耳鳴りがする」と言うことが多くなってきました。
以前からたまに耳鳴りすることはあったんですが、先月中旬くらいから急に増えてきたというんです。 よくよく話をきくと、耳鳴りがはじまる何日か前には、「自分の声と人の声が、耳と頭に響く」という症状が2日ほどあったそうなんです。それがおさまったかと思うと、今度はひどい耳鳴り。 それなのに、そのことを私に教えてくれたのが、症状があって結構日にちがたってからのこと。 耳鳴りは、夜寝るときに補聴器をはずすと特に気になるらしく、「4つの音がいっぺんにしてる」 「耳鳴りがうるさくて寝られない」 と気にしていました。 朝は聞こえないけれど、お昼ごろから鳴り出して、夜になるとひどいんだそうです。 そのほか、耳たぶをひっぱると耳の奥が痛い、など言うので、まずは近所の耳鼻科で鼓膜を見てもらいました。 鼓膜には異常がなくて、中耳炎なども無いとのこと。念のためということで、ビタミン剤をもらってしばらく飲んでいました。 ぶーくんによると、耳鳴りは少しずつ収まってきたそうです。 それでも気になるので、ろう学校の先生に相談したところ、耳鳴りは聴力低下の初期症状のこともあるので、大きい病院で早めに検査してもらったほうがいいと言われました。 今まで耳鼻科のかかりつけ医がいなくて、どの病院へ行けばいいかわからなかったのですが、いい病院と先生を教えてもらえました。ろう学校の生徒さんたちは、みんなそこへ行くんだそうです。 というわけで、学校をお休みして大きい病院へ検査を受けに行ってきました。 聴力検査と鼓膜の検査をして、診察。 検査の結果、聴力は低下していないとのこと。他のところで8月に受けた聴力検査の結果をもっていったんですが、そのときの値と今回とでほとんど変化はないそうです。 鼓膜も異常がなく、水がたまっているということもなし。 耳鳴りは、心理的ストレスが原因で出ることもあるそうなんですが、ぶーくんの場合、学校が嫌い、ということもない。しいていえば、このところ発表会だマラソン大会だ、とイベントが続いて、その練習で疲れてはいましたが。 そのほか考えられる原因として、まれに脳の内部の問題で耳鳴りが出てくることがあるんだそうです。外見でそれがわかることはあまりないけれど、念のためMRI検査をしてみましょう、ということになりました。 ぶーくんの場合、脳室の拡大や脳室周囲白質軟化症もあるため、1才半と3才でMRIをとりましたが、その後検査していないのなら、する価値はあるでしょう、ということでした。 MRI検査の結果、脳にも特に見てわかるような異常はみられませんでした。 結局、耳鳴りがしても、聴力に変動がみられないのならば、それほど気にすることはない、という結果になり、とりあえず一安心しました。 心配性だとは思うけれど、なんと言ってもぶーくんの聴力の低下は一番おそれていることなので、心配しすぎることはないと思っています。 とくに、比較的きこえている左耳の聴力がこれ以上下がったら……と、常にビクビクしています。 今回診察してもらった先生は、ぶーくんの聴力や発音、言葉に対する反応などをしっかりみて、それについて色々とわかりやすく説明してくれました。 ぶーくんの難聴の程度はけっして軽いものではなく、とくに右耳は高度難聴の軽い程度の聞こえ。 ぶーくんにとって、人の話している言葉は海の波間に見えかくれしているようなもの。それを聞き取るのだから、本人は意識していないかもしれないが、とても大変なこと。 この聞こえの状態でこれくらい会話を聞き取れていて、発音にもひずみがないのは、早いうちから補聴器をつけて聞こえの訓練をしてきたから。早いうちに発見されて良かったということ。 などなど。 今回、検査にまる一日かかってしまい、とても大変だったのですが、信頼できるかかりつけの耳鼻科をつくることができて良かったです。検査器具もそろっている大きな病院なので、何かあった時には頼ることができそうです。もちろん、何もないのが一番ですけれど……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.12 22:47:47
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