コップの中の日記

　お話はちょっとさかのぼります。
あの、年下君に負けちゃった試合の次の練習のとき。

　松は、そら～張り切って練習に行きました。
私もいつものように、車に乗っけてポイ。

　そんで迎えに行ったら…
お友達ママさんに声かけられました。

「ちょっと、ちょっと、ちょっとみずたさん～」

いったい何ごとでしょう？

と思ったら…松の袴が異常に短かったです。
ひざ下１５センチ。
そりゃあ（私の時代の）高校生女子のスカート丈じゃないの

「あんたそれ…竹のでしょう？」
「えっ」

「んも～
なんで、それ気づかないの」

　それを言ったら私もなんだけどさ～


　そこで、ママさんたちとおしゃべり。

　竹刀袋製作の話になりました。
お店で、竹刀袋を購入したときは、刺繍で座右の銘を、入れてもらったりすることがあります。

「不動心」「明鏡止水」なんてのもよくみかけますね。
カッコいい系が多いです。

「言葉も入れたら？」

「たとえばどんな？」

「う～ん、『臥薪嘗胆』とか、いろいろあるじゃない」

　あの子は、どうもそういう言葉がぴったりこないなぁ～
松だったらね？
う～ん

「『日々好日』とか『一日一善』とか？」

剣道に打ち込んでいる子供たちの横で、ゲラゲラ笑っていたんですが…

実はもっとピッタリくるのを見つけたんですよ

「人畜無害」




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　ちょっと、竹刀袋には不向き