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テーマ:ニュース(100161)
カテゴリ:雑感
東京都足立区が、各学校における学力テストの成績に応じて、学校別で予算枠に格差をつけるという記事が、確か土曜日のA新聞のトップ記事に出ていたなあ。
今朝、オグピーの「とくダネ」でも取り上げていたのをチラリと見ただけど、ちといろんなこと想像しちゃいましたねー。 やることに対しては、基本的にはよかれという方向を目指してるんだろうとは思うのだけど、これをいまの時点で実施するにあたって、現場としてはどう受け止めるのだろうということが気になる。 学力テストって、詳しくは知らないが、たぶん区内とか都内で統一の内容のテストを業者が作成し、結果も一斉に採点したあと、各学校に仕分けして通知し答案も返却するんだろうなあ。 その結果をどう公表するのかはわからないけれど、やり方によっては非常に怖い状況も危惧される。 問題は、校長や各教師がこの学力テストの結果をどう受け止めるか。また親やPTAなんかがね。 とくに教育現場での問題が頻発して学校が萎縮してる今、「できれば問題を裂けて通りたい」と思ってるへっぴり腰の先生達の手で、どんなふうに取り組まれるのかなあ。 心配なのは、学力テストの結果について、先生が子どもたちにあーだこーだ云うこと。 たとえば好成績をあげた子に対する過大な賛辞やえこひいき。またはその逆。 校長が「わが校のために頑張ってくれたおかげです!」なんて嬉しそうに云って表彰したりすると、子どもの学力向上を喜んでいるというよりも、予算が増えることを喜んでいるように見えて、ヤラシく映ったりして。 クラスで担任の先生からテストの結果に対して何か云われるのも、云われ方によっていろいろ影響の仕方が変わるだろうしね。 結果が子ども本人に知られる段階で、極端な話、こんな心配もあったりなんかしないでもない。 小学校の段階ではあまりないかもしれないが、そのうち区内で他校の生徒間の交流もあるだろう。そこでの学力テストの話題というのも、なんだか友情に水をさすような結果になりかねないような予感が・・・。 A:「いいなあお前らの学校、校庭が芝生で」 B:「まあ、予算が増えたんでしょ、テスト厳しいからウチは。毎日塾があって家に帰って遊ぶヒマがほとんどないぶん、せめて校庭をキレイにして遊びたいから、皆頑張ってるんだ」 A:「ふーん」 といった会話をよい方向に捉えるなら、A君は「ウチの校庭にも芝生を!」と発奮して勉強するかもしれないが、逆に悪い方向の、A君がシラけ、ふて腐れる展開のほうが起こりやすいような気もするし。 とりあえずはしばらく静観あるのみか。日本人的な感性って、割合閉鎖的で保守的傾向が強いような気がするから、新しい試みに際しては、まあいろんな抵抗感が出ちゃう(私だけですかね)。 これがいじめ問題に結びつくかどうかは知らないけど、未履修問題に準ずる「学力テストと受験対策以外の勉強やらない子が増加してんのに学校が黙認してる問題」(長い名前の問題やな)とか。 そして、その問題を取り上げたみのもんた・ウラ総理が、「ズバリ云いたい。こんな教育改革、本末転倒じゃないの!?」と早朝からギロギロ眼を血走らせちゃったりなんかしたりして。 それ見て「とくダネ」までに予習しといたオグピーも、みのさんのマネして「だから私は前々からこういう問題が起きるだろうって云ったんだよ」と格好つけ、云わなかったことを云ったことにしようとしてみたらピーコに睨まれ、慌てて眞鍋かをりあたりに「なあ云ったよな!?」と同意を求めたりするんでしょう(けっ)。 ちなみにみのさんたちのことは話の本筋とは全く関係ない。単に引き合いに出したかっただけです。m(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
November 7, 2006 08:15:56 PM
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