|
テーマ:最近観た映画。(40089)
カテゴリ:お気に入り
この映画が、割合近所の映画館で、レイトショー1200円で見れるというので先日見た。
いいねえー。プロレスマニア向け限定のフザケた映画かと思っていたけど、後半に入って、プロレスに恋愛に修道院の子ども達にと、主人公がそれぞれひたむきに向き合う姿勢には、ちょっと感動した。 ひと言でいえば「ロッキー」「男はつらいよ」「タイガーマスク」「エンジン」を足して4で割ったような話。 まだ日本で封切られたばかりの映画なので、詳しくは映画館へ足を運ばれたし。 ネタバレはやらないが、見所をチラリとだけ。 このお話のマドンナである修道女役の女優さんは、物語の舞台とは不釣合いなほど可憐。 エイドリアンとはまた違ったタイプの正統派の麗人。主人公の「ナチョ」ことイグナシオ(ジャック・ブラック)が、ロッキーの50分の1程度の男前なので、その高嶺の花っぷりが際立っている。 その上、修道女だけに信念も強固で、ナチョが内緒で教会の資金稼ぎに出場してるプロレスにも「偽りの強さを競う闘いなど神の教えに背くもの」と理解を示さない。ナチョの眼前のハードルはべらぼうに高いのだ。 個人的な話だが、この女優さんは、昔僕が身体を壊して訪れた病院で、「こんなになるまで無理しちゃダメ」と説教かたがた親切にケアしてくれた看護師さんと、顔立ちがちょっと似てる。 その看護師さんには、その後も見かけるたびに「一緒に食事に行きませんか」「草野球の試合があるんで見に来ませんか」「映画のチケットが余ってるんだけどどうですか」などとしつこくデートに誘ったが、やんわりとすべて断られ、その後、彼女にはすでに恋人がいることがわかり、僕は玉砕した。 なので(?)、映画のクライマックスで、ナチョの情熱に心を動かされたこのマドンナが、教会の子ども達を伴って、ナチョが最強のチャンピオンと闘うリングに姿を現す瞬間のシーンは、まさに感涙ものであった。 ストーリーとは関係なく、昔のことを懐かしく思い出して涙がしばらく止まらないのだった。 この話は以上。 あと、修道院に預けられている孤児の1人に、木村拓哉主演のドラマ「エンジン」に出てた、おでんにマヨネーズをつけるまん丸体型の少年に笑えるほど似てるのがいる。 彼はナチョ(本職は修道院の賄い夫)の作る、泥んこ色のお粥みたいなシチューみたいな恐ろしげなドロドロ料理を「おいしいよ♪」と嬉しそうに食べ、教会を出て行こうとするナチョを懸命に引き止めるのだ。 さすが、食うや食わずの環境で生活してるのにデブっちょなだけのことはある。 蛇足だが、この映画の公式応援ソング(なんだそりゃ)は、以前紹介したカリートが歌う「Go!Go!カリート」だそうなのだが、安田成美の「風の谷のナウシカ」並みの認知度の低さが懸念される。 「ナチョ・リブレ 覆面の神様」公式ホームページ http://www.nacho-movie.jp/top.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
November 8, 2006 05:21:12 PM
[お気に入り] カテゴリの最新記事
|
|