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滅多に詩を読むことなんてないのに、 最近、この人の詩にハマってます。 とゆーか、メチャクチャ受けまくり!なのです。 四元康祐さん、 ドイツに住む1959年生まれの詩人。 やっぱり、詩人って言語感覚がハンパないすね。 新幹線の車内アナウンスを聞いても、こんな詩ができちゃう。 「言語ジャック」 1.新幹線・車内案内 今日も新幹線をご利用くださいまして、 どうも感情面をご理解いただけなくて、 有り難うございます。 情けのうございます。 この電車は、のぞみ号・東京行きです。 このままでは、わたしたち絶望的です。 途中の停車駅は 夢中の迷走劇は 京都、名古屋、新横浜、品川です。 焦土、アロマ、新人類、ホームレス。 つづいて車内のご案内をいたします。 欝にて家内もたまんないと申します。 自由車は一号車、二号車、三号車です。 市場主義は今豪奢、記号化最優先です。 自由席の禁煙車は一号車、二号車です。 日常性の検閲者は葡萄酒に酔いしれず、 禁煙車両では、 先端医療では、 デッキのお煙草もご遠慮ください。 にっちもさっちも埒があかない。 車両販売は、お食事とお飲物などをご用意いたしまして、 無病息災は願うべくもなく古今集など朗詠いたしまして、 後ほどお席までお伺い致します。 東風吹かば匂いおこせよ梅の花。 どうぞご利用ください。 儲かりまっか大川総裁。 車両室は十号車です。 理想の死はサドンデス。 携帯電話のご使用についてお願いいたします。 身体髪膚これを父母に受く母肺癌父前立腺癌。 車内ではあらかじめマナーモードに切り替えるなど、 騒いでは羽交い締めサマースーツを脱ぎ捨てるなり、 まわりのお客様のご迷惑とならないように、 まわりのお客様のご冥福をお祈りしながら、 ご協力をお願いいたします。 自爆装置のスイッチ押す私。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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