こんばんは。
今日も寒いですね。皆さん、風邪などひかれてませんか?今年のインフルエンザはかなりヤバそうなので怖いですね。不特定多数の方と接する機会がある我々も予防接種をしますが、皆さんもぜひお勧めします!最大で罹患者の約5分の1の方が死ぬかもしれない、というほど怖いそうです。ぜひ!さて、前回のブログに、またいさなさんから暖かいコメントをいただきました。いつもありがとうございます。話の趣旨はちょっと変わるかもしれませんが、またいつ愚痴に戻る(第2章?)かわかりませんので、また読みに遊びにきてくださいね。さて、昨日の続きです。今回の私の座長の外し方にどのような工夫がなされるのか楽しみだ、というところで終わりましたね。その話を続ける前に少し説明を。うちの医局のカンファレンスは毎週決まった曜日にあります(7時開始、というのがまた何とも遅くて困るのですが)。内容は、出版されている最新の雑誌から麻酔に関連のあるようなものを当番の先生が発表し、質疑応答する。これを2演題やってから、集中治療室などの麻酔科が関わっている部署での症例報告があり、その後で研修医を含む医局員(スーパーローテーターも含む)全体に対する連絡事項が伝えられます。ここで指導医以外の先生は退室し、教官会議という、いわゆる指導医だけで行われる会議が始まり、それが終わってやっと終了になります。この教官『会議』というのは、名ばかりで会議なんかではなく、単なる事後報告なんです。何の事後報告かというと、この指導医の中からさらに麻酔科関連の各部署の長を集めて教授を含めたメンバーでこっそり行われる教室運営会議なる非常に怪しい会議で決まったことの事後報告なんです。我々下々のものはこの怪しい会議を「御前会議」と呼んでおります。実はこの御前会議の教授以外のメンバーも、そんな会議に駆り出されるのはいい迷惑で、彼ら自身で御前会議と呼称し、渋々教授につきあってる訳です。(きっとあのアホ教授にはメンバーのそんな気持ちはわかってないと思いますが)さて本題に戻りますが、あるカンファの教官会議でその話は突然なされました。つまり、症例検討会が間近に迫ってきて、座長の話もそろそろ出るかなあと思ってたのですが、まずはその時の症例検討会の幹事から、関連病院からどの先生に座長をお願いするか、という話が持ち上がり、これはあっさり決まりました。さあ、いよいよスタッフからは誰が、という時になり、ドキドキしてたらいきなり助教授が幹事の先生に「先生、やりますか?」とのお言葉。この時の幹事は、私よりも2、3学年下だったのですが、さすがにこの唐突さにはびっくりしました。御前メンバー以外はみんな私の方に向いており、当の幹事の先生も「いや、今回は○○先生(私)の順番で・・・」と言ってたのですが、その言葉を遮るようにさらに助教授が「まだ先生はやってないんでしょ?やってみたら?」と訳のわからない強引さでまくしたてると、他の御前メンバーも首を縦に振ってました。この一連の流れの中で教授は何も発言しなかったのでそ~っと教授を見たら、頬杖をついて口元を隠してましたが、目と口の端がニヤ~と笑ってたのです。それで『ピーーーーーン』と来ました。こういうやり方なんです。自分の手は汚さず、他の先生が提案したかのような形で強引に私を外した訳です。もっと言えば、御前会議で調整済みで、教官会議で助教授に下手な猿芝居をさせたということだったようです(後日このことで御前メンバーの一人にカマをかけたところ、口をつぐんでしまったもんで確信が持てました)。まあ、負け惜しみに聞こえるでしょうが、座長なんてモノをやらずに済んだことはむしろありがたかったですが、それと同時に年に2回の全関連病院の先生方が集まる中で赤っ恥をかかされたことも事実です。他の先生方も、私が次に座長をやるはずだったことを知ってる人は少なくなく、なのにだいぶ下の学年の先生がそこに座ってるんですから、あれ、○○先生(私)は?ということになりますもんね。まあ、そういうことで、その時点で、この医局における私の居場所はなくなり、必要ともされなくなったことを確信したので、即座に実験ボス(この人も御前メンバーなのですが)に大学を辞める相談をしにいきました。さすがに今回のことは、vs教授ということではなく、vs御前メンバーということになり、これまで信用していた先生方にも裏切られた形になりましたので、本当に落ち込みましたので。かなり長い間その実験ボスと話しましたが、ここでは話しきれないような内容もあり、結局は慰留の形となりむざむざ生ける屍のような扱いの中で細々と今もこの医局にいる羽目になりました。あの時点で辞めなかったということは、自分にも非があるので今の待遇に不満を言うのはやめておこうかと思いますが、あの日以来、私は医局の雑用はすべてお断りし、カンファにも自分の発表の時しか参加しないようにしています。こんな腐ったところのために雑用をして無駄な時間を費やしたくないし、あんな無意味なカンファに参加しても何も得られないと判断したからです。人によっては、残るならそういうことはしない方がいいのでは、とのもっともなご意見を持たれるでしょうが、これは逆転の発想で、私の意地です。当然、こういうことをしていたら教授からの風当たりはますますきつくなることは覚悟してましたし、実際、現時点では廊下の向こうから教授が来ても、あちらがきびすを返して私と接触を持たないようにしているほどです。このようなお先真っ暗の医局に長くいることは自分の人生の上でも決して益ではないことは明白なのでいつでもここを去る覚悟はしてますが、皆さんもご承知の通り、現状ではどの施設も麻酔科医が少なく、自分の都合でプイッと辞めてしまうと残された先生にかかる負担が計り知れません。ということで、今はそのタイミングを探っている状況です。辞めてしまったら、今回の一連の話がどこの何教授か暴露することも考えてますが、それは何か法律に差し支えますかね~?ご存知の方はまた教えてください。以上で、とりあえずは第1章、終わりにさせていただき、次回からは、麻酔の話をさせていただこうと思ってます。また興味を持てそうだと思われたら気軽に遊びにきてください。おやすみなさい。