玉藻

日曜の夜9時、みなさんタイゼム日本室(関棋ネット)に来てくださいましたか(^_^)v？

結城聡　九段　vs　nipparat　（二子局）



結果は161手にて結城九段の白中押勝となりました。
対局者のお二人お疲れさまでした。

対局中の臨場感漲る感想などは、対局者ご本人のblogでコラムでどうぞ。

こちらでは、難しい対局棋譜検討なんぞは出来ませんので、当日の雰囲気など。
対局のお知らせが間際だったこともあり、集客の方は少ない目に見積もって、150人？
いや、是非とも囲碁ボケ復活でblog力も復活しているnipparat人気に便乗し200人は行きたいところ。
ここぞの囲碁ボケ底力に賭ける対局でした。

当日は午後8時から学生名人戦が並行して行われていたため、そちらの集客も気になるｐｇ。
噂の学生アマ本因坊：村上深さん（中央大）が下坂美織さん（早稲田大）と対局。決勝戦だったようです。
こちらが伸びると、プロアマ対局の方にも響くなぁと思っていたところ、早々と下坂さんが投了。あわせたみたいに、9時の対局もスムーズに始まりました。

序盤、手堅すぎるくらいに手堅く打つnipparatさん。
対して結城九段は、様々なところへ展開する足早さ。

実は囲碁誌と言えば『囲碁関西』が、関西棋院の将来を見据えた流血企画と銘打っておこなっている人気企画「打ち込み碁」で、結城九段は若手とはいえプロ棋士相手のガチンコ勝負で先－二子と破り去り、三子局にするまでの破壊力。
した手には、かなり厳しいハンデであったようです。

さて、対局はもはやウソ初段の目では、何が何処でどうなっているのか、全くもって理解出来ていません。
ただ、薄ぼんやり感じるのは、妙に堅い手で自分の力をもてあましているような、nipparatさんという全国区のアマ打ち手でも、そういう心境になるんだなぁ～と。

んじゃ、ｐｇみたいなウソ初段だって、別に対局であがっちゃっても良いんじゃない？

みたいな～
少しそういう部分がホッと（←？）しました。
展開は右上で石を取られたものの、中央一子抜きで大きく碁盤を見据え黒も打ちやすんじゃ？という「ド素人目線」と、「やっぱりプロ九段！関西棋院の星！結城聡は伊達じゃない！」の衝撃で、めまいが。

ｐｇごとき小者は、こういう石まで丁寧に取っておかないと、怖くて怖くて仕方ない。
そこへ恐怖の39手目が!!（いやぁあああ～＼(>_<)／）
しかし、強い人の感覚としては放置して取られても、他にメリットがあればそれでヨシということなのだそうです。
締め付けがあれば、黒も大優勢だったとのこと。

その後、中盤の手抜き合戦あたりから、なんだか急に雲行きがアヤシクなりだして、どうも観客的には乗ってこられない感じ（ヤバヤバ）。
丁寧に石を抜く黒に対し、白はなんだかやりたい放題(-_-;)。
しかし！
そのままへーこらと言い分を聞いているだけのおとなしい打ち手ではない乱戦好きのnipparatさんのハジケ具合をじっと待ち、そのうち流血の惨事が？とドキドキしてるまに、すらぁあああああ～っと投了になってしまいました。

ひゃー(>_<)

あれ～(^^;)ゞやっと地を数えられるようになったのになーと思う間もなくの投了で、ちょっと気抜けしたのですが、対局後の前田六段の音声解説では、そんなことになるずっと前に、勝敗の分岐点があったそうな（←わかってない）。

去年見た張栩九段の公開対局の時もそうなんですけど、やっぱりプロの棋士さんを目の前にして対局すると、緊張というかオーラが伝わってきて萎縮しちゃうのかなぁ～
まあそれがプロスター棋士の輝きなんでしょうけどね。さすが、さすが。

当日は、対局室と解説室に分散した状態になりましたが、約200人以上の方がこの対局をごらんになっていたようです。ありがとうございます。
人気bloggerとはいえ、プロアマの指導碁対局に200人も人が集まるのは圧巻ですね。
たくさんの方に来ていただいて、営業した甲斐もあった(細々とだけど)というもの(^-^)。
これからも、エキサイティングな碁をナマ観戦できる情報が流れてきたら、随時お知らせしていこう！という囲碁：営業魂にさらに火がつくｐｇ。
夜空をバックにVサイン(古っ)で、コーヒー牛乳の一気飲みをしたのでした。

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以下棋譜
(;GM[1]FF[1]SZ[19]
PB[nipparat]PW[結城聡九段]DT[2007/02/18]PC[関棋ネット]
HA[2]AB[dp][pd]
;W[qo];B[dd];W[fq];B[cn];W[qf];B[nc];W[jq];B[qi];W[pk];B[oi];W[qd];B[qc];W[rc];B[qe];W[rd];B[re];W[pe];B[rf];W[pc];B[od];W[pb];B[id];W[pq];B[cf];W[nj];B[mh];W[kj];B[jo];W[kh];B[lo];W[lq];B[oo];W[np];B[no];W[mp];B[mo];W[qm];B[go];W[pf];B[qg];W[pg];B[qh];W[nf];B[kg];W[md];B[mc];W[kd];B[lc];W[lg];B[lh];W[kf];B[jg];W[kc];B[mg];W[me];B[lf];W[dj];B[fj];W[dh];B[ib];W[kb];B[fh];W[dl];B[oj];W[nl];B[ok];W[ol];B[lk];W[eg];B[fg];W[ef];B[ci];W[di];B[bh];W[fk];B[gk];W[fl];B[gl];W[fm];B[gm];W[fo];B[dr];W[dc];B[cc];W[de];B[cd];W[ed];B[ec];W[fd];B[db];W[ll];B[kl];W[mk];B[lj];W[lm];B[kk];W[gp];B[ho];W[er];B[cq];W[ip];B[ke];W[je];B[jf];W[ld];B[rk];W[rl];B[qk];W[ql];B[bl];W[io];B[jn];W[in];B[im];W[hm];B[il];W[gf];B[fn];W[cg];B[bf];W[en];B[gn];W[do];B[co];W[ff];B[qb];W[rb];B[kp];W[kq];B[dn];W[fc];B[fb];W[gb];B[hc];W[fa];B[eb];W[gc];B[ie];W[ej];B[fi];W[bj];B[bg];W[cl];B[bk];W[cj];B[eo];W[hg];B[hf];W[he];B[if];W[gg];B[ge];W[hi];B[hj];W[bm];B[cm];W[ih];B[gh];W[ck];B[bn];W[ch])