玉藻
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城南宮のしだれ梅 京都市伏見区中島鳥羽離宮町7に城南宮という神社があります。 hpはこちら 二月末とは思えない程暖かい今日、この城南宮のしだれ梅が見頃というニュースを聞いて、早速出かけてみました。 まず城南宮の鳥居前です。 この奥に本殿があります。 しだれ梅は見頃というより、すでに散り染めていました。 満開のしだれ梅も美しいのですが、まず神社前にある白梅・紅梅の枝振りが素晴らしかったので、一枚ずつパチリ。 純白の凛とした美しさがあふれる白梅 ほのかな艶のかぐわしい紅梅 城南宮には美しいお庭がいくつもあるのですが、まずお目当てのしだれ梅が林立する春の山という場所です。 見頃は二月下旬から三月上旬となっていますが、そろそろ危ない感じ。 枝の房が密になっていないのは咲いていないのではなく、散ってしまったためのようです。 確かにこの日は気温20度。梅もびっくりしているでしょう。 風が吹くたびにその花びらを舞い踊らせ、観光客の目を奪っていました。 春の山ゾーンには、多くの草花が植わっています。 『源氏物語 花の庭』というだけあり、多くの種類の花々がその季節ごとにけんを競っている様子。今回はしだれ梅ということですが、他にも椿が大輪の花を咲かせていました。 わき水の回りに萌える美しい翠の芹の草。 近くに大根(すずしろ)やら蕪(すずな)などもあって、七草粥にしたいくらい。 写真ではわかりにくいですがこのように、植物の側には小さな看板がいくつも立ててあって、花の種類とみやびやかな和歌が書かれています。 これは源氏物語の中でも私の好きな「朝顔」と「帚木」の和歌が並んで立っているところ。 当然、写さずにはおられない(笑)。 竹林を通って 碁盤の素材だという一位の木。 ホンマかいな?と思いましたが、一応看板も立っているということで、これも衝動的に写してしまう、悲しい性。 城南宮にはもう一つの顔として、曲水の宴という催しがあります。 現代では4月29日と11月3日に行うそうですが、平安時代には三月の上巳に行いました。 邸内に遣り水を引き、そこに杯を浮かべて、そのお酒が回ってくる前に一首詠み、披露するという行事です。 平安装束の男女が、短冊に筆を走らせている姿を、ニュースでご覧になった方もいらっしゃることでしょう。 それがこの流れです。 また、他にも庭園エリアがあって、そちらは室町・桃山の情緒に作られています。 室町の庭の前にある、素晴らしい枝振りの松。 池の風情も緑が美しいですね。池には鯉が泳いでいました。 桃山の庭の方は、まだ季節的にあっていないみたいで、整備中だったのでしょうか?すこし淋しげ。 フレームインしていませんが、こもに巻かれた木々がいくつもあって、あのこもが解かれていたら、美しい枝振りを見せてくれるのかもしれません。 最後にこの城南宮離宮を枯山水で表現したというお庭。 四季折々の美しさを見せる城南宮。 様々な草花の側にある、小さな看板に記された和歌を見ながら、のんびりと春の日を楽しむことができました。
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