玉藻
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金閣寺に行ったなら、次は銀閣寺です(安直)。 京都市左京区銀閣寺町2にある銀閣寺、もちろん京都観光の顔ですね。 金閣寺は北区。ならば銀閣寺は南区かというと、左京区なのです。 では金閣寺は右京区?かというと、それもちょっと違うわけで。 普通、京都の地図を見てなんだか不思議な感じがしませんか。 そう、地図上では左(西)側が右京区で、右(東)側が左京区。 これは北向きの地図の罠なわけで、古代の感覚は南がハレの向き。だから南に向いて左側が左京区になっているのです。 なので、京都の雛人形は、左が上位のお内裏さまで、右が下位のお雛さま(后)。 左大臣は右大臣より上位ってのも、この辺りから出ているわけですな。 てなわけで、京都マメ知識でした。 金閣寺は北山。銀閣寺は東山。微妙に名称は違いますけど、位置関係はほぼ京都の街の東西の端に位置していると考えてよろしい。 金閣寺の入場券もお札でしたが、銀閣寺の入場券もお札でした。シンクロ~♪ 銀閣観音殿 御守護 と書かれています。金閣寺のお札と微妙に違うのは、観音殿と御守護の間に、 開運招福 家内安全 の文字が二列になって挟まっていること。 そして、その少し下に 京都東山 慈照禅寺 と書かれています。また、金閣寺はお札自体が入場券ですけど、銀閣寺はお札の下に切り取り線があって入場券がくっついていて、もぎりの係りの方がいらっしゃる。 やはり、微妙に差別化を図っているのでしょうか。 金閣寺は、最寄りのバス停などからけっこう簡単にたどり着けるのですけど、銀閣寺はちょっとしんどい坂道を上がっていかなければなりません。坂道の途中には、いつものようにお土産屋さんが並んでいます。 この日は暑くて、ソフトクリームが飛ぶように売れていました。 まず、銀閣寺の石塔をパチリ。 金閣寺は出オチでしたけど、実は銀閣寺も出オチでした。 しかし銀閣寺の場合、どっちかというと観音殿は別にたいしたことはない(失礼)わけで、見物はお庭ですね。 砂で作られた大きな向月台。 本当に美しい円錐(上部は切れている状態)になっているんです。砂粒の一つ一つまで計算されてるんじゃないか?と思えるくらい。 雨が降ったらどうなるの?崩れてしまったら? などと、いらんお節介を考えてしまうくらいでした。 そして、砂のお庭、銀沙灘というらしいです。 修行僧さんが熊手みたいなもので、線を引いていくお庭ですね。 こういう感じになってるんだーと身近に見るとまた感激もひとしお。 微妙な狂いや砂の崩れはあるものの、とても見事に並んだ線。 このメインディッシュをすぎてしまうと、金閣寺同様少しトーンダウンするんですが、小庭なりの手入れされたお庭の風情は、東山の風景にあって美しかったです。 山に向かうと、いろいろと建物があって、それもまた古都っぽく素敵。赤い色が目にしみるお庭がみえたので、撮ってみました。 この写真左側に手水があるんですけど「銀閣寺型手水」って書いてありました。 お庭のお池も綺麗に整えてあって、見ているだけで心が澄んでくるよう。 金閣寺にもあった滝ですが、こちらは本当に糸のように細い流れ。 水しぶきもちょろっとで、奥ゆかしい。洗月泉と名付けられています。 足利義政公がお茶を楽しんだというわき水。 これがまた、奥ゆかしすぎるくらい奥ゆかしい流れ。 湧いてるのか??湧いてないのか?みたいな~ 銀閣寺の境内は、東山にかかっているので、かなりの急勾配を上がって行くルートがあります。そこを辿って一番高い所に出ると、銀閣寺の観音殿と回りの木々がマッチした、素晴らしいポイントが。 ぼんやりした写真ですけど、頑張って撮ってみました。 この急勾配をまた下り、元の門前へ。 息が上がるくらい、大変な山道でした。 回りのお土産屋さんの喧噪を忘れさせる、静かなたたずまいの銀閣寺でした。
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