玉藻
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この春に結婚・転居で浜松に来てから、いろんな囲碁の大会や、地方地区大会などを見に行く機会が増えました。 連れ合いも、囲碁をたしなんでいて、静岡県の大会によく出場するらしく、一緒に行って迷惑がかからなければ、つれて行ってくれると言ってくれたので、図々しくも同行! なので、六月第一週にあった、関東甲信越静大会に、応援という名のもとに、怪しげではありますが同行してきました。 今回で53回を数えるほど歴史ある大会で、各県から選りすぐられた5人のメンバーによる団体戦です。 今回の会場は、山梨県の笛吹市にある石和温泉旅館:ホテル甲斐路さん。 出場チームは 栃木県・千葉県・群馬県・新潟県 静岡県A・静岡県B・神奈川県A・神奈川県B 埼玉県A・埼玉県B・長野県・東京都、 山梨県A・山梨県B・山梨県C・山梨県Dという面々。 かなりレベルの高い大会で、メンバーも全国区の方のお名前もちらほら。 地元の名誉をかけて勝負を挑むわけですが、団体戦でもあり交流や親睦も大事な要素のようでした。 今回の静岡県チームは、一チーム(五人編成)のはずだったのですが、大会側の要請で急遽もう一チーム出してほしいとのこと。あわてて、メンバーをかき集めたわけなのですが、なかなかの実力者揃い。 特にやはりレベルが高いAチームには、現在ばりばりの成年全国区二名と若手全国区一名を含む優勝も視野に入れられる楽しみなチーム。 とはいえ、東京都・神奈川県勢は人数も層も格段に上で、毎回上位に入っているわけです。 打倒神奈川・東京の意気込みで、同行の裏監督pgは燃えておりました。 選手のみなさんの方は対局は真剣ですけど、のどかに旧交を暖めたり、新たに加わった若手の学生たちに胸を貸してあげたりと、わきあいあい。 pgとはレベルの違いがありすぎて、ぼんやり遠目からみたり密かに応援のまなざしを送るくらいが精一杯だったんですけどね。 さて、この大会は二日に分かれて行われました。 第一日目は開会のセレモニーと、第一局目。 そして歓迎レセプションを含む豪華お食事会。 第二日目は第二局、第三局、第四局と進み、閉会式でお開きです。 勝敗は上記のように四局打ちでの変則スイス方式でした。つまり 勝点が多いほど上位 勝点が同じ場合は、得点の多いチームが上位 得点も同じ場合は、総得点の多いチームが上位 総得点も同じ場合は、直接対決していれば勝ったチームが上位 それでも同じ場合は、チームの合計勝ち数の多いチームが上位 というもの。 ここでいう、勝点とはチームでの勝利数、得点とは対戦相手の勝点合計、総得点とは対戦相手の得点の合計です。 最後に個人勝数がきているところが変則スイス方式なわけです。 ちなみに蛇足ながらスイス方式というのは、一回戦の勝利者と勝利者、敗者と敗者が対局し、さらにその勝ち負けで選別されて、できるだけ少ない対局数で実力に近い形に迫ることができる、こういう大会ではよく採用される方式です。 実際は、総当たり戦が一番正確に上下がわかるんでしょうが、16チーム総当たりとなると時間的にも無理があります。 優勝者は四連勝するので一チームのみですが、二位以下は三勝一敗が三チームでるので、上の方式を当てはめて優劣を競うことになります。 さて、堅苦しい説明はこの辺にしておいて、と。 朝早く地元を出て、次々に参加メンバーを拾いながら、ハイウェーを走りつつ曇り空の間から見える富士山とか、本栖湖や精進湖などを眺めながらのドライブで、すでにハイキング状態のpg。 大会会場近くのお店で、山梨のほうとうを食べさせていただいたりして、おなかもいっぱい。 いい思いをさせていただきました。 その上、間近で全国区のみなさんの碁がみられるのですから、ありがたすぎてびっくり。 お宿も温泉あり、足湯あり、マッサージ器ありのくつろぎスペース。 至れり尽くせりです。 そんな中、我が静岡A・Bチームの初戦の相手はというと、Aチームは千葉県でBチームは長野県。 どちらも強豪の東京・神奈川勢とは当たらず、順調な滑り出しを迎えるかに見えました。 Aチームはさすがに県代表クラスの凄腕打ち手。対局の方も、このpgがみても序盤からかなり有利に運んでいる様子。 安心して応援できる感じ。 そうこうする間に、若手の三将があっさり大差勝ちし、その後各選手も次々と勝利を収め5-0の完勝で、チームは白星発進することができました。 親睦も兼ねた団体戦とはいいながら、やっぱり勝ちたいし、勝って次の日の対局を待つ方が楽しいわけで。 かわってBチームですが、ポイントゲッターと見られた選手がまさかの取りこぼし。 上位二人は勝ちを納めたのですが、後の三人が惜敗で、こちらは残念ながら黒星発進と明暗を分けてしまいました。 でも、囲碁好きさんって本当に囲碁ばっかりやってるんですよね。 対局が終わって、夕食の前ぎりぎりまで会場に残り、検討やら対局やら。 夕食が終わっても、すぐさま碁盤のある会場に戻り、パチパチ。 名物の温泉に、目もくれず、ひたすら打ち、ひたすら検討。 やっぱり、強い人たちって囲碁にかける情熱が、半端じゃない。 選手陣は、成年から熟年層が多いのですが、今回は山梨県が小・中・高校生で構成されたDチームを出してきたのが印象的で、もちろん実力的には劣る部分もあるのですが、先輩たちに指導碁を打っていただいたり、教えてもらったり、検討を聞き入っていたりする姿が、誠実でいいなぁと思いました。 同じ世代は群れやすいので、静岡県の若手くんも混じって、いろいろと話をしているみたい。 実力では、少し離れているかもしれないけど、この時期の若者は成長が早く、びっくりします。 山梨のお世話役さんが、 「この間石の取り方を教えてやっていた(初心者)のに、三年たったらもう互先でもあぶないよ」などと笑っておられたり。 そうそう、囲碁って覚えると楽しいし、こうして上達するとまた新たな目標ができて、それに向かって努力もできる。 少しであっても強くなることが実感できる趣味です。 今、勉強してる彼らが、また新たなお友達を巻き込んで、さらに囲碁の楽しさをみんなに教えてくれたらなぁ。 そう思いながら感動してると、おっさんたちは目碁やってたり(汗 お遊びですけどね。 夕食の宴会でたっぷりおいしいお酒をいただいて、その勢いで打っているので、楽しいお遊びなんですけどね。 そんなこんなで、夜がどっぷり更けて、温泉のお湯もさめちゃうぞという深夜になっても、さらに打ち続けて、会場の23時のリミットもなんのその。日付が変わって1時になってようやく解散になったらしい(滝汗 二日目の嵐の予感もなんのその。 囲碁打ちってつくづく、豪快な人が多いですな。 >>その2に続く
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