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2008年07月05日
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最近、こういう話あまりしていませんでしたが、

今日はちょっと言わせてもらおうかと。。。

 

この日記は、事実と経験を基にした問題提議です。

誰かを批判する意図は無く、皆様で問題に潜む矛盾点について

今一度考え直してもらえたらと思います。

 

ー 「楽天で一番売って金賞取ったお店が

     毎月1000万円以上の赤字。」 ー

 

最近に始まったことではありませんが、食品表示偽装。

地元の業者が悪質な産地偽装をしていた事件も呆れると同時に、“やっぱりそうだったか”と言う思いも。

中国産のうなぎを“三河一色産”と偽り、数倍の価格で販売。

「違法行為・信用失墜・裏切り・ボロモウケ・モラル消失・・・」そんなことはイワズモガナで、ここでは省略。

 

「土用の丑」たった1日(2日)で、日頃の数倍~数十倍のうなぎを売るということは・・・

どういう意味だと思います?

頑固なうなぎ店では、土用の丑の日は“休む!”と言うところもあります。

そういう状況の中で、偽装をする卸業者が出てくるのは想像できるし、

それを知らずに販売する店、知ってて黙って販売する店も当然あるでしょう。

心配な方は“土用の丑の日”にうなぎを買わないことですね。。。

 

そして・・・。

うなぎの産地偽装は“楽天ショップ”にもいました。

既に降ろされてますが、“サンシロフーズ”と言うお店。

ここの記事が“今話題”毎日新聞ニュースに載っていました。

http://mainichi.jp/life/food/news/20080705ddm041040147000c.html

 

このニュースの最後の言葉に注目してください。

=====================

問題のウナギかば焼きは仮想商店街最大手「楽天市場」07年グルメ大賞を受賞する人気だった。同社は1回目の立ち入り調査後に販売を中止、解散した。

 島田茂取締役は「インターネット事業は毎月1000万円以上の赤字で、社長の判断で偽装した。中国産は味がよく、国産と比べてもそん色ないと思った。申し訳なく思っている」と話した。【若井耕司、八田浩輔】

毎日新聞 2008年7月5日 東京朝刊

 =====================

 

夏目家もかつて、楽天市場に出店したことがあります。

3ヶ月で退店を決意したものの、“担当コンサルタント君”の熱心な引止めと

“僕が利益の出る方法を指導します”の言葉で3ヶ月延長。結局状況は変わらず、退店。

具体的にそこで何が起こったのかはブログでは書いていなかったとは思いますし、ここでは書けない事もあります。

 

しかし、この島田茂取締役の言葉は全てをあらわしていると思います。

今日は、書いちゃえ。。。

 

食べる人が食べれば分かる偽装された商品が“年間グルメ部門金賞”つまり、

楽天のグルメジャンルで一番多く売れた!と言うこと。

おそらく、楽天側から“表彰”もされたことでしょう。。。

 

一番売って金賞取ったお店が毎月1000万円以上の赤字

儲けが無い

 

つまりは、売り上げベースで最高金額を叩き出したにもかかわらず、

“店舗さん”毎月1000万円以上の赤字なのですよ。

 

分かりますか?

楽天さん。

この社長が本当に言いたいことが。。。

 

僕に言わせれば、島田茂取締役、そもそも2つ大きな間違いをしています。

ひとつは、“1000万円以上の赤字を繰り返した”こと。

“楽天のコンサルタント君”の言うとおり、一ヶ月やってみた結果、1000万円以上の赤字だったら、その時点で見切るべきでしょう。

“毎月”と言うことは少なくとも数ヶ月、その間違いを正さずに出店し続けたこと。

 

もうひとつは、楽天と戦うのではなく、お客様をだます形で

利益をナントカ捻出しようと考えたところ。

利益の出る金額では売れないという状況を定着させてしまったショッピングモールで、

それでも利益を出そうとした結果、いちばん裏切ってはいけない相手を裏切ってしまいました。

 

皆さんは、楽天市場は“安く買える所”だと思いますか?

出店して間もないお店・・・かつての夏目家のように“馬鹿正直”なお店は、

愛情こめて丁寧に作った商品を、(;゜Д゜) な値段で出しちゃってます。

“楽天コンサルタント君”に言われて・・・。

でもそれは、初期投資と覚悟しての価格なのでそう長くは続けられません。

 

となった時、こんな事を考えるお店もあります。

・1円オークションをやって送料に予め利益を乗せ、損の無い程度に販促を続ける。

・お試しセットの内容を_| ̄|○な内容に落として、なんとかロスを削減する。

・安い価格でも利益が出るように、素材から製造工程から極限まで見直して商品の原価を下げる

・本来の価格より高く価格を設定し、2重価格で販売する。
(楽天のうなぎは、通常価格8200円を2880円で販売)

 

そうすると、“安く買える”と思っていたお店の商品もいつしか“実は安くない”ことも。

実際、上記のようなお店で買い物をしてガッカリした経験のある方は少なくないのではないでしょうか?

 

それでも、まじめに、正直に、いいものを、ゆっくり売っているお店もあります。

夏目家や濱よしさんのように耐えられずにやめていくお店もあります。

それぞれ、お店に考え方はあるでしょう。

 

でも、結論として“お客様を欺く”という所に行き着くのは

お店として“終わり”だと思います。

 

“しっかり利益を確保する”ことと“お客様を欺く”ことはまったく別のことです。

楽天市場ではその辺が混同されがちな空気があります。

“儲けることが悪い事”のような空気も感じます。

 

仕入れ販売や商社のような売り方のお店は別として、

製造販売や卸販売のお店は、値引きを利益だけでは吸収できず、原価にまで手をつけざるをえない。そこまで値段を下げないと売れない。

そういう状況のお店もあるという事です。

 

楽天さん。

過去の実績や目標値の全てを“売り上げベース”ではなく、“利益ベース”で分かりやすく、説明してくれませんか?

「こうやったら1ヶ月で売り上げ1000万円達成!」って良く見るけど、その裏は

「毎月1000万円の赤字」じゃしょうがないでしょ。

「こうやったら1ヶ月で○○個販売!ショップ利益○○円!楽天利益は○○円!」

こんな風にやってみてよ。

と、こんな事を訴えてみても・・・

 

むだ

 

 

 

 






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最終更新日  2008年07月06日 11時02分04秒
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