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カテゴリ:音楽
ミクシィ日記より詳しいヴァージョン
北の国・・・スウェーデンはイェーテボリ。 イェーテボリってどう書くかというと、G?teborgです。 英語でゴーセンブルグとかいう・・・(Gothenburg) オルガンってスウェーデン語で何ていうかというと、オルイェルです。 10日間のオルガンアカデミーに行ってきました。 まず、弾いたり聴いたりのワークショップが三~四つ。 最初の週は、CPEバッハのオルガンソナタ、ファンタジアのワークショップ。 ここではイ短調のソナタを弾きました。 音自体はつまらないんだからそこに何を込めるかが重要だとみんながいっていたのが印象的。 オルガンソナタ集は、オルガンのあんまり上手でない王女さまのために書かれたらしい。 それが、これらのソナタが技術的に易しい所以なのだそうです。 一週目もう一つのワークショップは17世紀北ドイツ。 ヴェックマン、トゥンダー、ベーム、ブクステフーデ。 カタカナで書くと、ダレ?という感じ。 ここでは、ベームのハ長調のプレリュードとフーガを弾きました。 でも結局、最後のコンサートではその前奏曲ではなく、同じベームのコラールを弾いた。 二週目は、実は何にサインアップしたか忘れた。 なので行きたいのを選んで行きました。 モーツァルトのフレーテヌーアと、セザール・フランク、ブクステフーデの三つに行きました。 ブクステフーデは人が少なかったので、聴講だったのにラッキーなことに弾かせてもらえた。 なので、ハ長調のプレリュードを弾きました(最後がちゃこーな)。 レジストレーションの話で、分かっているようで分かっていなかったことを知ってとても面白かった。 それは・・・プレヌム(何ていうのかな?日本語にしたら)の作り方。 他にも、曲のセクションごとに、リードストップを使ったり、色々な可能性を試したりしました。 この先生は、ブクステフーデのスペシャリストなんだけれど(まだ若い女性!)、いわゆる伝統的なものではなくてとても奇抜なレジストレーションを使う。 合間に、レクチャーが数本。 レクチャーの話は分からなかったこともたくさんあったし、第一どれを聴いたか今すぐに思い出せないし、上手くかいつまんで説明できる気がしないので割愛。 コンサート毎日二つ以上ずつ。 講師陣のコンサートももちろん、ECHOという歴史的オルガンを持っている街の同盟みたいな機関主催のコンサートで色んな国のオルガン音楽というのをシリーズでコンサートしていました。 そのECHOのは、最初の二つくらい行ってあとは挫折した・・・。 だって、クロアチアのオルガン音楽。とかだよ・・・(ごめん、クロアチア・・・)。 実際はすごく面白かったのかも知れないけれど? それにそれに、オルガン工房見学とオルガン図書室見学をしました。 工房は広く、金属のパイプを作るところ、木のパイプを作るところ、アクションを扱うところ、木工のところ(ケースの飾りとか)、それにそれに奥の部屋には、建造中のケースがTVスタジオさながらに置いてありました。 今、リトアニアの古い楽器の再現を、アメリカに置くために建造中なのだそうです。 イェーテボリには、2000年に完成した北ドイツバロックオルガンがあって、そこでもワークショップ/練習/コンサートがあり、とても面白かった。 実は、初めての分割鍵盤とショートオクターヴでした。 食べ物や交通費は高く、アカデミーの事務局とそれぞれのワークショップ会場は遠く、色々苦労しましたが、楽しい10日間でした。 色んなところから来た方々と知り合ったけれど、主にドイツとアメリカから来た二人の日本人の方と、アメリカから来た韓国人の女の子とつるみました。 帰りの飛行機に乗る前、トイレでその中の一人と再会した(早!)。 帰ってきた~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月18日 21時44分21秒
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