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カテゴリ:休日
ミクシィ日記にルドビコ少年のことを書いたので、こちらにも写しておこうかな・・・。
今日(6月3日)の礼拝では、「日本二十六聖人」(という呼び名はさっき知った)の話が出た。 今日はライデンの礼拝に出ました。 豊臣秀吉の下でキリシタン迫害が激しかった頃、秀吉の命令で聖職者24名(+身の回りの世話をするようにと後から派遣された信徒2名の全部で26名)が処刑されることになった。 彼ら24名は京都で耳たぶをそがれて市中を引き回された。 そがれた耳たぶはオルガンティーノという宣教師のところへ送られた。オルガンティーノ宣教師は、そがれた耳たぶを「日本の教会の'初穂'」といって涙を流して押しいただいたのだそうだ。 その後、長崎で処刑せよという秀吉からの命が下って、大阪から長崎まで一行は徒歩の旅、厳冬期です(信徒2名が加わり、捕らえられたのはそのとき)。 長崎の唐津藩主、寺沢半三郎は、一行の中にまだ十二歳のルドビコ茨木という少年を見て、信仰を捨てて自分に仕えるなら助けてやる、といったけれど、ルドビコ少年は丁重に断ったのだという。 処刑される丘でルドビコ少年はどれが自分の十字架かと尋ね、喜んでその十字架について殉死していったのだとか。 礼拝の後、中国でキリスト教の宣教者、指導者としてひどい拷問を受けたことのある女性の証しを読んでいたら、最後にこんな聖書のことばが引用されていた。 「一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のままである。しかし、もし死んだなら、豊かに実を結ぶようになる」ヨハネの福音書12章24節 オルガンティーノ宣教師のいった「初穂」というのはこういうことかな。 日本の初穂よりもずっと以前のこと、イエス・キリストも若くして十字架で死に、イエスのために「露払い」(道を備えるという意味だそうです)をした洗礼者ヨハネも、牢獄で予期せずヘロデ王に首をはねられて死んでいる。 400年前のルドビコ少年、2000年前の洗礼者ヨハネ、イエス・キリスト、神にささげられたそれぞれの短い生涯が今でも語り継がれて人々の信仰の糧になっているんだなぁ。 ところで、今日礼拝に行ったライデンのM先生ご夫妻は、明日から日本へ三週間行くんだが、M先生は「実は、ちゃんと明日出られるか分からなくなったんです。パスポートが明後日失効するということに気付いたんですよ」などという。 のんびり、ひょうひょうとしている。 たぶん、無事に出入国し、日本で急いで新しいパスポートを作ってもらうことになると思うけれど、変なところで抜けているものだなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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