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カテゴリ:休日
この夏は、けっこうゆったりとしていた気がする・・・こういう時間のある夏に、色々やっておくことができたのではないかという気もするけれど、それでもいつもそのとき可能な限りの全力投球なので、仕方ない。ともかくそんな中で多大な恵みを与えて下さった神に感謝。
6月末にはオランダのアルクマールでマスタークラス。これに加えコンクールの手伝い及び鑑賞。刺激的な一週間だった。同時に心労が大きい一週間でもあった。あの週はピリピリ・ビクビクしていた。すばらしい演奏を聴き、すばらしい人々に出会ったけれど、できれば戻りたくない精神状態の一週間である。それと、ブクステフーデをもっと弾きたいと思った。できれば今年中に・・・(来年になったらやっぱりメシアンをたくさん弾きたいと思うのかなぁ)。 7月にはハンブルクへ遊びに行った。今年アムステルダムを卒業した韓国人の友達に会いに行ったらさらに多くの韓国人が出現。元気な女の子たちで、実は中には日本人の子もいたけれど、ドイツ語と片言の韓国語を操っていた。ハンブルクの学生だった人に、アムステルダムの学生たちは仲が良くて良いよね!といわれていたけれど、ハンブルクも良い雰囲気だった。先生方の人柄もあるのではないかと思った。子が親の背中を見て育つように学生も先生を見習う面があると思うからね・・・。 アムステルダムにいる間は、ハーレムの友達の教会で練習させてもらった。これには感謝!「いつでも来て良いからね」といってくれて、本当に毎日のように練習させてもらっていた。 7月末~8月初めは、イタリア・ミラノへ。 最初、一人旅になるとは思っていなくて、後半五日間の「欧州キリスト者の集い」の前によぶんに五日間滞在することにした。一人旅となってしまい、退屈しないか心配だったけれど、それなりに楽しく旅をすることができた。一人は、自分で好きなようにでき、突然パッと閃いたアイデアをすぐ実行できるのが良いと思う。ミラノに着き、その翌日はヴェローナ、三日目はミラノ賛美教会(韓国語+日本語)の超熱い礼拝、四日目はコモ湖畔、五日目はミラノ市内で過ごした。こう書くとわりと盛りだくさんに見える。実際はのんびりとしたものだった。 滞在の後半は前述の通り「キリスト者の集い」だった。これは毎年この時期に主にヨーロッパの日本人教会・集会の方々(300人ほど)が集まるもので、今年はミラノの賛美教会がホストをして下さったのでミラノで開催された。「賛美隊」ということで久々にヴァイオリンで賛美・・・本当に久しぶりだった。もともと賛美チームとなればピアノかキーボードで奉仕していた私。ヴァイオリンで賛美というのは、二年前のイギリスの青年リトリートがほぼ初めてだったような気がする。賛美隊の面々ももちろん各地から集まってくるので、事前の練習というのも当日数時間前から。今回は、イタリア、イギリス、ドイツ、スペイン、日本、そしてオランダからのメンバー・・・色んなバックグラウンドの人たち。そうそう、楽器や歌だけではなくて踊りを踊ってくれた人もいて、それは本当にすてきだなと思った。バレリーナだけれど、バレエだけでなく賛美しながらできる簡単な手の振りを考えてくれていた。本職のバレエもテゼの賛美の中でちょっと踊ってくれてすごくきれいだった。他にもフラダンスや日本舞踊で賛美してくれた方々もあり、多彩だった。 ところで、修養会のテーマは「十字架のもとに」。 しかし私には、私たちの主イエス・キリストの十字架以外に誇りとするものが決してあってはなりません。 ガラテヤ人への手紙 6章14節 ちょうどこのテーマ聖句のメッセージで、6月末~7月初旬にかけてのひどい精神状態を思い出し(上にちょっと書いた)、でも、十字架に比べれば私の苦しみなんて、一体何だろう、と思った。私は十字架、つまりイエス・キリストが受けて下さった刑罰が自分のためだっていうことを心から受け入れて自分の中で譲らないものとなったときに、洗礼を授かったのだから、突き詰めればそれが私の全てで、私の依るところはそれだけしかないはずなんだ。十字架はあまりにも残酷な刑罰で、非日常的すぎて、正直、しょっちゅう意識しなくなってしまう。それが今回の修養会はといえば、五日間「十字架」だ・・・なんとなく賛美隊なのでほとんど全部のプログラムに参加はしていたけれど、プログラムを開いてあるとき「十字架」「十字架」「十字架」と書かれていて(テーマだったのでほとんどのメッセンジャーがこのことを語り、タイトルにもそのことばが入っていた)、ぎょっとした。こんな経験は後にも先にもないかも知れない。でも十字架のメッセージが語られるべきメッセージで、信徒にとっては語ってほしい、牧会者にとっては語りたいメッセージであるのはたしかだけれど。 修養会では、十字架をもう一度いただいたといっても良いかも知れない。こんないい方ができれば、の話だけれど。帰ってきてから一日、二日は、ちょっとぼんやりとしていた。 来年は、ヴィッテンベルク!!ルターの街だ。ぜひ参加したい。 帰ってきて、またハーレムで練習させてもらっている・・・感謝感謝。ちなみにその教会はルーテル教会だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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