王子と姫と私

「正中線は妊娠線の一種」という話を聞いたけど私は正中線は
子供の頃からあります。

今まで気がつかなかった人も妊娠すると濃くなって気がつくんだと思う。
私は子供の頃、この線がパックリ割れて赤ちゃんが出てくるんだと思ってました。
今考えると怖いです(笑)

何故そう思っていたのか．．．叔母さんの帝王切開の話でも聞いて
そう勘違いしちゃったんでしょうかね？
中学の時、妹が産まれる時に本当の事を知ったけど最初は半信半疑でした。

猫の出産は見た事があったのでお母さんに「猫と同じ所から出て来るんだよ」と
言われ「え？お尻から？」と(笑)
その時まで２個しか穴が無いと思ってたので赤ちゃんが出てくる穴が
もう１個別にある事をこの時初めて知ったのでした．．．

中学でって遅いのかな(笑)
いやはや、無知でしたねぇ．．．

まぁ、今となっては妹の事はよい経験だったと思います。
当時は「確かにずっと妹が欲しいといい続けてたけど今更さぁ．．．
弟の時に妹が欲しかったんだよ」って感じでしたが(笑)

ミルクあげたりオムツ替えたりは私の仕事でした。
ミルクは抱っこしないで床に寝せたままあげてたっけ．．．
自分で哺乳瓶を持って飲むようになった時は「わーい♪ラクチン」とか思ってました。
今思うと妹には愛情が足りなかったのでは？って気がします(笑)

離乳食のあたりの記憶は一切無いです。
多分私はやって無かったんじゃないかな？

ある程度大きくなったらお風呂も私の仕事でした。
ベビーバスに入れた記憶は無いので流石に親も私にはやらせなかったらしい。

保育園に迎えに行くのは嫌でしたね。
保母さんに「こんな大きなお姉ちゃんが居るの？」って驚かれるし．．．
ベビーカーが無かったんで約1kmの距離をおんぶして帰るんですよ(泣)

歩くようになっても1km全部なんて歩かないし。
なんでベビーカー買わなかったんでしょうね、今考えるとムカつきます。
まぁ、三人も居たらそんな余裕無いか．．．
冬はソリがあって楽でしたね♪

あと、接し方もね．．．ああいう風に接してたらこういう子になっちゃうんだ
というのが分かってるので自分の子には妹と同じ接し方ではいけないなと(笑)
まぁ、私もまだ子供だったし妹だったからああいう接し方になっちゃったんだけど。

「言いたい事があるなら言いな」と言ってもはっきり物を言わない子に
なっちゃいまして(笑)
今は口の減らないガキに成長してくれやがりましたが。

そんなわけで私は産むのは初めてだけど子育ては一応経験があるんですよね。
まぁ、殆ど忘れてますがとりあえず新生児でも難なく抱っこできます。
ダンナなんか怖がっちゃって友達の子とか一度も抱っこした事無いので
自分の子は怖がらずに慣れていただきますッ！

でも、妹の時と違うのは逃げ道が無いって事ですかね。
妹の時に私がやっていたのは所詮｢子守り」で他の事はお母さんがやってたけど
自分が母親になると全部自分でやらなきゃならない。
今更逃げられないけど私に母親が勤まるのかと考えると、とっても不安です．．．