カテゴリ:小説
数日後―――
「嘉月(かづき)~」 親友の千笑が呼びかけてきた。 彼女は色々と男との絡みが多い。 学校でも有名なくらいだ。 男子からは人気が多いが、女子からは何かと毛嫌いされている。 いつもならもう少しテンションが高いが、数日前の出来事により テンションが上がらない。 「ど~したの~?最近暗いゾッ!!!」 鼻の頭をつんと突付かれた。 「チョットね…」 下手くそな作り笑いを浮かべる。 「友達なんだから相談してくれても良いでしょ?」 ぷくりと膨れる。 「ごめんごめん。そのうちね?あっ千笑トイレ行こ?」 「おっけ~」 教室を出た瞬間、数学の教師月楯にばったりと出くわしてしまった。 《続く》 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.02.24 01:27:43
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