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カテゴリ:心理・思考
何気ない言葉に悪意を忍ばせる【ヘボメガネ一進一退 さま】
私は、自分に向けられた言葉からありもしないような悪意を勝手に読み取ってしまうようなことが多いように感じている。その中には言葉じたいは、そのまま受け取ることができれば、むしろ好意的にさえ感じられるものもあったりする。 ネガティブ思考で、普段から、どこか穿ったものの見方をしがちだという自覚くらいは持っているので、せめて向けられた言葉から何か嫌なものを感じ取ってしまったら、できる限り、その時点で否定してみるようしてみている。 向けられた言葉、言及された事柄に悪意が込められているのかどうか、発した本人以外はわからないと思う。それがはっきりとわかるようなものでないのなら、とりあえず、判断を保留して決め付けないでおくのもありだと思う。 一度、悪意と認定してしまうと、それを機にいままで気にしていなかったものまでそういう目で見るようになってしまうようなことにもなりかねないので。 また、悪意とまでいかなくても、否定的なニュアンスを感じ取ってしまったものを辿ってみると、相手がという以前に、自分自身にそのことに対するコンプレックスや、否定的な認識が前提にあったということもあるように思える。 相手は、そのことが相手に不快にとられるとは知らず、言ってしまったのかもしれない。それくらい察してほしいと思うこともあるのだけど、自分がろくに空気も読めなければ、相手の状況を察するのも苦手なのに、相手にはそれを求めてしまうというはちょっと虫がいいようにも感じる。 とはいっても、やっぱりひっかかるものはひっかかるし、断定とまでいかなくても、なんとなく自身に向けられる否定的な何かを感じ取ってしまうこともある。とりあえず、一緒に笑っておこうとして、内心笑えなかったり、笑顔がひきつっていたこともあると思う。 否定しても、否定しても、一度読み取った悪意を消しきれず、そればかりかかえって逆効果になってしまったことさえある。 元がもとだからなのか、否定したり、ごまかしたりするにしても限界はあるのだけど。 でも、だからこそ、自分をごまかせる限りでは、気づかない振りをして流しておきたい。 少しでも悪意や不快感を心に残さないために。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 3, 2007 12:18:51 AM
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