|
カテゴリ:心理・思考
じぶんのため、たにんのため… 【星の旅さま】
私は、多分、自分の幸せを優先してしまうだろうな。どうも、まずは自分のために、あるいは自分が幸せになる、というのが根底にあるみたいで。だから、自分の取り分を他人にあげるっていうはあまりなさそうな気がする。 なら、余った分であれば、おすそ分け可能なのかな…と、考えても見るんだけど、そもそも、「余る」という状況になるということがなかなかないように思える。それだけ私が欲張りってことなのか、本当に足りていないだけなのかはよくわからないけれど。 仮に、自分の取り分を誰かに上げる状況というのができたとしても、私は相手に何らかの見返りを求めてしまうんじゃないだろうか。例えそれが「感謝のひとこと」であっても、返ってくるものがなければ、その分相手に対する不満のようなものが生まれてしまいそうに思えてならない。 なんというか、どんな行動であっても、私は「自分のため…」という部分から、離れられないような気がしている。 例えば、ちょっと手を伸ばせば届きそうな位置に自分の好きな食べ物1つだけがあるとして、私は既に自分以外に誰かがそれに手を伸ばしていれば、その人を差し置いてまで取ろうとはしないだろう。 けど、それは「相手のためを思って…」とかいうより、「そうすることでその人に嫌われたくない」とか、「自分ががめつい人だと思われたくない」とかいう気持ちが先にあってのように思える。 別の話を出せば、私は、嫌いな相手に対して「不幸になれ」よりも、「どこか遠くで幸せになってくれ」と思うことが多かったりするけど、これだって、「他人の不幸を願う自分が嫌」とか、「嫌いな奴が幸せになっているのを見て不快になりたくない」とかいうのがありそうだし、それ以前にそうなることで、「嫌いな奴から離れられる」という、私が一番望んでいそうなことが透けてみえてきそうだ。 自分の見方が問題なのか、単に私が利己的な人間だからなのかはわからないけれど、自分のどんな行動にも自分にとっての都合のいい理由というのがあるように思えてならなかったりする。 「自分のため」いう部分から離れて誰かに何かできたり、そこまで行かなくても誰かの幸せを祈れたりできたらいいな…と思うこともあるのだけど、利害的なものを考えた途端、その気持ちも霧散してしまいそうで…。 関連:ちゃんと幸せを願えなくてごめんなさい 【世界は称賛に値するさま】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 20, 2007 11:31:02 PM
コメント(0) | コメントを書く
[心理・思考] カテゴリの最新記事
|