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カテゴリ:心理・思考
思ったこと、考えてたことが全てで書き残せたら便利だろうな…と、時々思う。自分が物忘れが激しいほうだからなのかもしれない。
私にとって、思うことはかなり軽いようだ。油断するとすぐに流れて何処かにいってしまう。繋ぎとめておきたければ、それだけ強く、刻みこむようにしておく必要がある。 思った時点で、すぐにメモにでも残せば違うのかもしれないが、そうしようとしたとたん霧散してしまうこともよくある。 また、仮に書き残せたとしても、思いを書き残そうとする時点で既に何かが削ぎ落とされてしまうのか、それはすでに自分が最初に思っていたのと、すでに変わってしまっていることも多い。なかなか、思ったことをそのまま残すというわけにはいかないようだ。 こうやって書いていくと、思ったことが流れてしまうということは悪いことように思えるのだが、じつはそうでもないのかもしれない。 私が、普段思っていることの中には、けっして表に出したくはないものとか、改めて目にしたくないようなものも結構含まれているように思う。 思うことは軽い、ふとしたことですぐに流れてしまう。 でも書く事は違う。起こそうとする時点で確実に重さがつく。それだけで確実に少し、心にも刻みこまれる。 まして後で読み返しても通じるぐらいの形にして残すのなら、なおさらだろうと思う。 少なくても忘れるのには確実に時間がかかるんじゃないだろうか。 軽いから、すぐに流れてしまうから、そうわかっているからこそ、どんなことも思っていられるのかもしれない。 くだらなくて恥ずかしい妄想も、激情のままに誰かを傷つけ、憎むことも。しばらくすれば流してしまえるから…。 思うことが書く事ぐらい重くて、深く刻み込まれてしまうのなら、うかつにいろいろ思ったりできなんじゃないだろうか。 流れて忘れてしまったものは、もともと、そうなった方が良かったか、その程度のものだったんだろう、多分。 とりあえず、今日のところは、そう言い聞かす。またどこかで思い出すだろう…。きっと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 25, 2007 01:18:58 AM
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