カテゴリ:カテゴリ未分類
天使は世界のために在る 人は普段天使に出会うことはない。同じ世界に住んでいる筈なのに。 もしかしたら、側にいるのかもしれない。本来の姿を見せないだけなのかもしれない。 それには、理由がある。 それは神によって命じられた、使命があるから。 天使は世界を守っている。世界を動かす精霊を助け、害をなす悪を退け、人の心を感じ取り世界の糧へとし、世界を管理する。 この世界の糧は、人の心である。その感情を天使が汲み取り、世界へと返す。そして精霊がその力を使い、世界を動かしているのだ。 人はただ、世界で命を紡ぎ、心を振りまく。 そのために国を造り、繁栄を目指す。 しかし、だからこそ天使は人と接しない。 天が全ての人に、平等であるために。 接してしまえばきっと、その人だけに心を傾けてしまうから。 その人だけが、世界の恩恵を受けてしまうから。 天の偏りは心に偏りを生む。 心の偏りは、世界の偏りを生む。 だから人は天を頼らない。頼ってはいけない。頼らせない。 そのためにも、天使は人と接しない。 偏りのない心で、均等に美しく世界を彩る。 それが天使の使命。 天使は世界のために在る。 人は人のために在る。 それがこの世界に必要なこと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.11.02 22:21:51
コメント(0) | コメントを書く |
|