ミュージカル『生きる』。
高橋知伽江さん脚本だし市村さんを観たくて行ってきたのだがこの日は、大変な日になってしまった。前々日に夫の母上の危篤の知らせを受け夫は直ぐに駆けつけ私は翌日に行くつもりでいたのだが「落ち着いたから明日帰るね」と夫から連絡があり舞台を観に行くことにしたのだ。1幕役所を30年間無遅刻無欠勤で勤めあげてきた男(市村さん)が、定年間近に胃がんを自覚し、死を意識することになる。自らの生涯を振り返ると、所謂お役人体質で、意味のあることは何一つ成し遂げない。今からでも、自分に何かできることはないのか。1幕が終わりメールを見ると何も送られていなかったので安心して2幕を観たのだが2幕生まれてくる孫のために公園を作ることに翻弄するのだがバカ息子は、最後まで父親のことを知ろうとも分かろうともしない。ラストシーン降りしきる雪の中でブランコを漕ぎながら♪命短し恋せよ乙女~♪市村さんの現実とも重ね合わせてしまって泣けた舞台が終わった後メールを見たら義母が亡くなったってこんなシンクロってあるのか。美智子様も2幕を観劇されたとのこと。21日は告別式だった。最近、シンクロするなあ。内助の功って、義母みたいな女性を言うのだと思う。