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カテゴリ:南総里見八犬伝
八犬伝ファンの皆様、里見八犬士が闇の力で復活し、妖術で真田十勇士を翻弄するという、八犬伝ファンの胸が痛くなる(笑)“痛快時代劇”、漫画「ジェノサイド(原作;中島かずき/画;小林拓己)」を御存知ですか?この作品は漫画「アクション」に連載されていました(完結された様です.....。)。では何故僕がこの“胸の痛む(八犬士が悪者の様で→ただ真田十勇士ファンには堪らない一冊でしょう!)作品”に嵌ったのか、そして、如何にしてこの作品の虜と成ったのかを暫く語ります。
そう、この作品は佐助の成長物語なのですが、何故か常に信乃がビジュアル面で目だっています!それが、あの毛野をも凌駕する勢いなので、ストーリーに心痛めても、僕はとても溜飲が下がりました(「百聞は一見に如かず」です!どうかこの信乃の超絶美形振りを単行本表紙で御堪能あれ→小林先生の信乃スバラシイです!)!、ただ明らかに八犬士の方がビジュアル面で勝利(笑)しています。 でも僕がいつも「いやだな~っ!」って思う事。それは、本来ならば男性のキャラを「実は女性でした」としてしまう事。まあ、矢張り僕はとしては、真田十勇士も、しっかり「男の子」として描いて(って言うか、そういう設定で)欲しかったですね!そう、何年か前のテレ東の正月時代劇で「真田十勇士」が放映されましたが、美形あり、猛者ありで、これぞ少年ファンタジー(勇士ものだから・笑)でした!また男の子だけの戦いだから変に恋愛も絡まずに、視ていてスカッとするんです!だから極力性別を変更しないで欲しいというのが本音ですね(あのドラマ才蔵だけ違っていたかな)! 然し乍ら、時代的に豊臣氏が滅んだ後で、あの家康が未だ幅を利かせている(笑)微妙な時期なので、真田十勇士にとっては非常に活動し難いでしょう。その中で千姫を奪い合うのだから、真田側はかなりのバイタリティーが必要です。だからある意味で天晴れなのですが、矢張り信乃が真田にとって、ただの仇では無い、妖術使いの悪者にされているのには、僕はとっても胸が痛みました!!そう、原作の八犬士の忠義を知らない読者は、信乃を悪玉と思ってしまいそうでかなり心配です(八犬士好きの同志が御覧に成ったならば、きっと僕と同じ様に心を痛めた方も居られた筈です)!でもこれが切っ掛けで「熱い信乃ファン」が増えて下されば嬉しいです(小林先生の信乃は天下無双)! 僕は碧也先生の八犬伝にインスパイアされて育ったのですが、碧也先生の信乃とは違う、妖しさが小林先生にあります!だから僕は「ジェノサイド」と出逢って、また新たなる八犬伝人生の1ページが始まったと言っても過言ではありません.......。 でもこの麗しい第一巻は、表紙を机上等に飾るだけでも十分に購入すべきです(これ程作画が美しい漫画、碧也先生以来です)! 読書は時として、己を一杯裏切って呉れます(笑)。でも、そこで、我慢と忍耐!そう、例え主観的に「いやだな~」って思ってもさらに読み進める胆力が必要です!それが、最後に素晴らしい出会い(麗人信乃等)が、きっと僕等を待っているでしょう(でも矢張り心が痛みましたが)!! PS;漫画「ジェノサイド」は、ちゃんと押さえておくべき一冊です☆ (ストーリーも面白かったです→また再開して欲しいなぁ!) ジェノサイド(1) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.08.03 16:01:55
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