主婦が特許を取って起業

晴れて特許取得を果たして有頂天になっていた頃、何処からお調べになったのか次々と
雑誌や新聞の掲載のお話が舞い込んできました。


おめでたい私は、ますます有頂天になりそうでした。
・・が、ちょっと待ってよはだまーるさん、掲載料払うのアンタでしょ。
うーーんしかしやっぱこの際、折角だから、
愛するはだまるボディタオルのことを、全国の皆様に知ってもらいたいぞ！と
（国際グラフ）様に取材を依頼しました。


俳優の秋野大作さんがお見えになるとは、事前に聞いていたのですが、
そんな有名な方が、この狭苦しい家に本当に来て下さるなんて信じられなかったです。


・・・秋野さんはとても物静かで風格のある方でした。
うわあ！テレビで見る秋野さんとオンナジ！！（あたりまえでしょ）・・
・・私の中では、元祖「３－Ｂ金八先生」で確か教頭先生だった秋野さんの思い出が強烈で
とても感激でした。


私は、少々声が上ずりながらも、必死でタオルの説明を，していたと思います。
　　「よく頑張りましたね。誉めてあげますョ」
　　　秋野さんはそうおっしゃいました。
　　「他にも何か発明したものがありますか？」と尋ねられ、
　　「えっ？・・あのう・・子供のおもちゃなんか作るのが好きで・・」
　　咄嗟の質問に私はそばに置いてあった（改造剣玉）を手に取り、
　　おもむろに立ち上がり、「これはサッカーけん玉と言います」
　　と口走って、ボールの玩具をヒモでペットボトルをカットしたのに繋げている代物・・
　　このヒモの先のボールを足でポン！と蹴って右手に持ったＰ，ボトルの受け皿に
　　スポッ！とシュートを決めていたのです・・・・


　　「はははは・・・いやあこれは、きれいで可愛いＢ，タオルですね。次は・・商品化
　　　だな。私も街でこのタオルを見かけたら、すぐに今日の事を思い出すでしょう
　　　頑張ってください！」と激励のお言葉をいただき、何枚か書いていただいた色紙には
　　　（ＯＯ商店バンザイ）と私の名前があり、素敵な宝物になりました。　　





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