海難回顧録1
我が家にある、大漁祈願の神が祀られている鹽竈神社(宮城県塩竈市)のお札です。2004年ころに友人のカイジさんからもらったものです。古っ!しばし釣りから離れている昨今ですが、このお札をもらうにいたった経緯と、私がワームをはじめた頃や時代背景を踏まえつつ振り返る、「海難回顧録」を冬期限定不定期連載(テキトー)としてスタートします。【ワーム初体験の日】2004/5/16 石狩沖防波堤投げ竿にてカレイ釣りの最中、イソメを切らしたため、仕方なくカイジの持っていたルアーロッドおよび3.5グラムジグヘッドにグラスミノーL青バチをキャスト。1投目、ただ巻いただけ(超テキトー)であっさりクロソイが釣れた!25cm程度がぽんぽんぽんと釣れた。正直、ワームなんてもんで釣れると思っていなかったので明治維新並みの革命だった。イソメ切らしたのが午前10時過ぎていたから、なぜソイが入れ食いになったのかよくわからない。当時、沖防波堤でソイを狙っていた人が少なかったのかもしれない。乗船した船もかもめ丸という投げ釣り師オンリーの船だった。なぜこの船かというと、フィッシュランドでの広告が決め手。期間限定で定額の50パーセントオフ、1,000円で渡れたのだった。驚異的な安さだが、この期間を過ぎてもこのシーズンは2,000円で渡れた。まだ石狩沖防波堤の船渡しは黎明期だったといえよう。今はみな3,000円だと思う、不文律なのかなんなのか不明だが、よく言えば紳士協定のようなものか。3,000円になってからは当時からワームに理解のあったリトルベイになった。もっとも、ワームよりサンマの方が釣れると何度も言われたことを覚えている。↑ソイは脇役になっている画像しか残ってない。この釣行でのワームのソイ釣りに気をよくし、がまかつの3.5gラウンドジグヘッド、グラスミノーLカタクチを購入。竿は初売りで買った2004円のルアーロッドもどきがあった。(ブラーはすでに使っていた。)2003年、ブラーとイソメで浜益漁港外防波堤で35cmのアブラコを釣った際、980円のオモチャロッドが折れていたので、「まし」な竿として買ったのを覚えている。こうして2004/6/8門別漁港で投げ釣りとのチャンポン。投げの方は夜間「ワラズカ」(意外と美味かった)が入れ食いになり、朝にアタリが遠のいたのでワームに挑戦。数投目だったか。アクションはろくに考えてなかったので、飛ばせるだけキャストしてただリールを巻き、もう回収体勢に入ったとき、すぐに安物ロッドではやばそうなアタリがあった。感覚的には折れるか?と思いつつ巻き上げると、水面に太~い魚が浮く。43cmのアブラコであった。そうそう、この時のリールは480円のワゴンセールリールで、ラインはボビン巻き蛍光イエローの4号だった。写真ではアブラコの持ち方がワケがわからないことになっている。なぜかライフジャケットを着ている、もちろんインフレータブルではない。これは単に寒かったからだったか。道具も少なかったのでライフジャケットのポケットだけでワーム釣りには事足りた。そして、このライジャケが後に実戦投入されることになろうとは、まだ知る由もなかった。ともかく、この2回の釣行で、それまで巨クロガシラを狙って室蘭港や苫小牧西港でド遠投+ボウズという釣りから方向転換をすることになった。 続く。