夏の、がんばった成果。
「やったよ!金賞とったよ!」長男・柊が玄関先で叫んでる。夏休みに提出した≪ゴミの散乱防止とリサイクリに関するポスター≫が市のコンテストで一席入賞したらしい。おぉー、思い出した!私の怒涛のようなダメ出しで結局3日もかかって仕上げた、夏の思い出。(…そんないいモノじゃない)私は十数年前、コピーライターとして新宿の某デザイン事務所に勤めていた。その時、さまざまな仕事を通してデザインについて教えてもらい、またグラフィックデザイナーの人たちの仕事ぶりを直に見てきた。まさに『門前の小僧…』である。そのおかげで、子供会や学校行事などのポスター制作に「お昼ゴハンごちそうするから~♪」の一言で借り出される。でも、イヤじゃない。むしろ好きでやってる感がある。だから夏休みの宿題の時も「うちの子にも教えてやってぇ」と頼まれ夏休みの宿題?しかも小学生レベル?まかせなさい!教えちゃる!!ってことで息子の友達3人集めてポスターの描き方を伝授した。テーマを決めてキャッチコピーを考える。コピーにあった絵をどんな風に描くかを考える。「ポスターはインパクト!目立つように思いっきり描け!」私のアドバイスはそんな感じ。あとは「ここはこの色でいい?」とか「字の大きさはこんなので大丈夫?」とか子供達の質問に答えただけ。もちろん口は出すが手は貸さない。そうして、3人中2人が学校推薦された。(もう一人はコンテストの内容じゃないテーマを選択)で、友達が佳作、うちのが金賞。怒られながらもがんばった甲斐があったじゃない!よかった、よかった。選ばれた作品は来月、駅に隣接するプチギャラリーに展示される。しかも、市内を走るゴミ収集車にも1年間ポスターとして張り出されるというウワサ。柊曰く、「きっと、来年もみんなうちで宿題やるって言うぜ!」…うん、ははもそう思う。