はじのん’ずBar

久々に夏美メインのお話。
ギロロが冬樹を諭す話の内容と、夏美がいち早く友人たちより祝われるシーンを省いたあたりは原作より工夫が見られます。サプライズの度数が上がりますからね。

『この人はこんな風だから、こんなことをしても喜ばないだろう』
固定観念で事を運ぶと、うまくないという事例でしたね。
夏美は（ちょっと鈍いところもあるけど）よく気の回るいい娘なんですから。
他人が一所懸命用意してくれたりするのを嫌がったりはしないでしょう。

かえって夏美に心配かけさせる事になっても、やっぱりギロロはギロロでしたね。きっとその思い、伝わったと信じてあげたい。
勇者でなければ入手できない宝物を５つも持ってきたギロロがあっさりどんでん返しの壁の向こうに追いやられるのが悲しい。
せめてぎゅっと抱きしめてやって欲しかった……。

よくよく見直してみると、ギロロを見つめる夏美の視線が、尋常じゃないのがわかります。タイミング的に秋ママが帰ってきたのでそれ以上は何も起きませんが。

さらによくよく考えるとこれらの宝物は『宇宙』と付きますが、その昔かぐや姫があまたの求婚者に『これを持ってくれば結婚します』と探しに生かせた宝物じゃありませんか。

ギロロは夏美と……Y