テーマ:サッカーあれこれ(20120)
カテゴリ:蹴球七日制
◆磐田のJ2降格が決定 G大阪との“裏天王山”で0-2敗戦、今季J1復帰もわずか1年で逆戻りに(2022.10.29 フットボールゾーン)
J1リーグ第33節は10月29日、各地で9試合が行われ、最下位のジュビロ磐田は17位ガンバ大阪とアウェーで対戦し、0-2で敗れた。この結果、残り1試合を残し、来季のJ2降格が決定。今季J1へ復帰したばかりだったが、わずか1年で逆戻りとなった。 勝ち点29で最下位の磐田は、この試合で引き分け以下に終わると、17位G大阪(同33)との勝ち点差からクラブ史上3度目のJ2降格が決定。また、勝利しても、13位湘南ベルマーレが引き分け以上、14位京都サンガF.C.、15位アビスパ福岡、16位清水エスパルスの3チームがいずれも勝利した場合、その時点で降格が決まる厳しいシチュエーションのなかでG大阪戦に臨んだ。 立ち上がりからボールを支配したG大阪に対し、守備に重心を置いた磐田は徐々にパスを回す時間帯が増え、前線のFWジャーメイン良を起点にチャンスを窺う。すると前半12分、ジャーメインがペナルティーエリア(PA)左からクロスを送り、最後はFW杉本健勇がヘディングでゴールを狙うも、シュートは枠を外れた。 逆に同41分にはピンチが到来。FW宇佐美貴史にPA内を突破されたあとのクロスをGK三浦龍輝が弾くも、こぼれ球がMF小野瀬康介のもとへ。G大阪としては先制の絶好機となったがシュートは大きくゴール枠を外れ、得点を奪えない。試合はスコアレスのままハーフタイムを迎えた。 一進一退の攻防が続いた後半、磐田は同13分、ショートカウンターに転じた場面でMF鈴木雄斗の右クロスをゴール前でフリーとなったMF遠藤保仁が合わせたが、シュートは枠外へ。残留へ勝つしかないなかで果敢に相手ゴールへ迫るも、1点が遠い状況が続いたなか、後半21分、ゴール中央から途中出場のFW食野亮太郎に左足ゴールを決められ、痛恨の失点を喫する。 磐田はさらに同28分、FWパトリックに追加点を許し、2点のビハインドに。その後、なんとか一矢報いるべくG大阪ゴールへ迫るものの、最後までゴールを奪えないままそのままタイムアップ。1試合を残し、クラブ史上3度目となるJ2降格が決定した。
◆【磐田】元日本代表MF遠藤保仁「力が足りなかっただけ」J2降格も来季も磐田でプレー(2022.10.30 日刊スポーツ) <明治安田生命J1:G大阪2-0磐田>◇第33節◇29日◇パナスタ 名門ジュビロ磐田のJ2降格が決まった。残留へ勝利が絶対条件だった29日のG大阪戦(パナスタ)に0-2で敗れた。 古巣戦で先発した元日本代表MF遠藤保仁(42)は「力が足りなかっただけ」と口にした。そのレジェンド、遠藤は来季も磐田でプレーすることが濃厚となった。 来季終了まで契約を残しているため残留が基本線。この日の相手は、約20年間在籍した古巣だった。フル出場し、試合後はピッチを一周しながらサポーターにあいさつ。「戻ってこられてうれしかった」。来季は再びJ2となる。「またJ1に上がるという強い気持ちを持ってやらなければいけない」と顔を上げた。 2016年以来に訪れたパナスタ 久しぶりに見たうさみん 上手かったわ… ずっとみていたかったわ… 他にもメッシーノとかパトリックとか ジュビロとガンバのタレントの差は歴然… (しかし何でガンバはこの順位なのw) 柏戦の時と同じく またしても目の前で ヤットが決定機を外した時点で 降格を覚悟したわ。 10年前はヤマハで泣いた。 そして今年はパナスタだ。 (2022年の日程が出た時点で嫌な予感はしていたけどw) よりによってヤットの2回目のJ2降格が G大阪戦・パナスタで決まるとは… サッカーの神様よ! 一体どんな因縁じゃい! ◆【youtube動画】【ガンバ大阪×ジュビロ磐田|ハイライト】明治安田生命J1リーグ 第33節 | 2022シーズン|Jリーグ J1残留をかけた「ボトム対決」はタイムアップの笛の後、ピッチ上で残酷なまでのコンストラストを描いた。 17位から一気に、自力での残留圏内に浮上したガンバ大阪に対して、引き分けも許されなかったジュビロ磐田は3度目のJ2降格が決定した。 パナソニックスタジアム吹田には今季最多となる27988人の両サポーターが集ったが、G大阪のセレモニーが行われる前、かつてG大阪でレジェンドとして君臨した男もまた、自分なりの「セレモニー」で区切りをつけていた。 敵地まで遠路かけつけたゴール裏のサポーターに対して挨拶した後、遠藤保仁はゆっくりと場内を一周。G大阪のサポーターに向けて手を振ったり、拍手をしたりする様子に対して、場内から盛大な拍手が送られる。 サックスブルーの50番をつけていようと、大半のG大阪サポーターにとっては「永遠の背番号7」である。 2年前の10月、期限付きで磐田に移籍。その後、完全移籍が発表された遠藤は、20年間在籍したG大阪のサポーターに挨拶する機会がなかったのだ。 「長い間お世話になったクラブですし、僕自身、途中で期限付きで出てきたのでなかなか、ファン・サポーター皆さんの前で、挨拶というか、そういう形が出来ていなかったので、またここに戻って来られて、こういう形で挨拶できたのは嬉しく感じます」 ゲーム後、こんな感謝の言葉を口にした遠藤だったが、上原力也の出場停止もあって5戦ぶりに先発した試合中は全力でかつての古巣に立ち向かった。 戦前から「ヤット(遠藤)さんのところから前向きに出てくるパスは嫌らしいものがある」とG大阪のボランチ山本悠樹は、攻撃にスイッチを入れる縦パスを警戒していたが、後半の遠藤はフィニッシュにも絡んできた。 57分にシュートを外した42歳は59分、自身が起点となった攻撃でゴール前に侵入。鈴木雄斗のクロスをダイレクトで合わせたが、このシーンは磐田にとってこの日最大のビッグチャンスだった。 「やられたと思いましたね」と振り返ったCBの昌子源は、同時に「あれを外してくれた時に、僕らはまだ行けると感じた」と明かした。 ゴール近くで決定的なパスを繰り出す回数は少なかったが、やはり対峙していたG大阪の選手にとっては、やはりやっかいな存在だったのは間違いない。 「ボランチの選手が、そこに厳しく行くしかない」と遠藤封じに燃えていた山本は、ルーキーイヤーにその先達から多くを学んだ一人。そして敵として対峙したことで、改めて感じた巧みさもあったという。 「あまり決定的な仕事をされた感触はないけど、対戦していると存在感はあったし、あまりボールを取りに行けなかった」(山本)。 遠藤の後継者として攻撃の組み立てを意識する山本だからこそ感じたのは、その選択肢の多さである。 「サイドで右のウイングバックがいた時にヤットさんに近寄られて、逆サイドの鈴木選手(という選択肢)もあるし、そのままヤットさんからのパスじゃなくても、山本(康裕)選手経由で山田選手に渡るみたいなルートがたくさんあった。どこかを消しても、結局どこかのルートが空いてしまうので、特に前半は取りに行けなかった」 パナソニックスタジアム吹田に初めて敵としてやってきた遠藤保仁はやはり、G大阪の選手、サポーターにとってやはり、特別な存在だった。 ◆<ガンバ大阪・定期便43>進化の過程にある『新しい食野亮太郎』。憧れの二人の存在も力に。(2022.10.31 サッカーコラム) (前略)■レジェンドにもらった宝物。 そのパワーを蓄えるべく、試合が終わると、いの一番に、磐田・遠藤保仁の元に歩み寄り、ユニフォーム交換を願い出た。ガンバ育ちの食野にとっては宇佐美と同様に、子供の頃から憧れ続けた存在だ。 「ピッチではあとでね、と言われたからロッカーで待ってたら、ヤットさん(遠藤)がみんなに挨拶に来てくれたんですけど、その手にユニフォームは持ってなくて。『あれ? ヤットさん、ユニフォームは?』と聞いたら『あ、忘れた』と言って取りに戻ってくれました(笑)。昔からずっと欲しかったヤットさんのユニフォーム。なんならガンバ時代の7番のユニフォームが欲しかったんですけど、僕が移籍する時には言い出せず…今回ようやく念願が叶いました」 そして、その変わらない姿にも刺激を受けた。 「ヤットさんはいつ会っても、どこにいてもヤットさん。いつだって柔らかくて、優しい。ピッチでは、ワンタッチ、ツータッチのプレーの判断が早すぎてプレッシャーに行く気すら失せてしまうくらい、精度も、巧さも相変わらずだったし、誰からも慕われて、誰からも愛される姿も変わらずで…。今日もヤットさんがボールを持つたびに、サポーターもブーイングしようかどうしようか、という感じで躊躇して、中途半端な感じになっていましたけど(笑)、試合中のブーイングですら戸惑わせてしまうほどガンバに関わる全ての人にとって特別で、偉大な選手なんやと思う。僕もいつかはあんな風に、ガンバのレジェンドとして愛される選手になりたい。そのために、まだまだ結果を積み重ねないといけないし、何より、ガンバを勝利やタイトルに導けるくらいの選手にならないといけない。改めて今日、そう思いました」 『嬉しいゴール』に表情を緩ませたのとは違う、少年のような笑顔を弾けさせ、「もっと練習します!」とバスに乗り込んだ食野。その背中に『新しい食野亮太郎』への決意を滲ませて。 ◆【youtube動画】【遠藤 保仁(ジュビロ磐田)】いつまでも愛される”ヤット"のパナスタ初凱旋!試合後にはガンバサポーターへ挨拶!|2022明治安田生命J1リーグ第33節 試合終了後 遠くに小さく見えるヤットが スタジアムの観客に向かって 挨拶して回っているのに気づいた瞬間 それまで堪えていた涙が溢れて止まらなくなりました。 約28000人のスタンディングオベーションの中 手を振り拍手しながらピッチをゆっくり周回する涙目のヤット 敵味方関係ない、感謝の気持ちが満ちたその様は まるで舞台のカーテンコールのよう 「ジュビロを残留させる」「そのためにガンバを倒す」 戦いを終える笛と同時にその「役」を脱いだ マスター・オブ・ガンバは 闘争心などすっかり消えた素の表情で ただ愛しいものたちを見つめているように見えました。 ああ、そうか ただ見上げればよかったのだな。 モンゴルの空の青さがここにある。 (「キル」野田秀樹) 光と影が色濃く交差する 蒼きガ…じゃなかった 蒼き狼の右足が紡ぐサッカーの夢 出来ることならまだまだずっと 覚めることなく見ていたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.12.05 10:13:33
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