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カテゴリ:旅
スウェーデンの代名詞、といえば、IKEA。スウェーデン語の授業では現在“典型的なスウェーデン”、という題の章を読んでいますが、そこにもIKEAの文章が載っています。現在世界24カ国に253を超える店舗があり、日本でも今月19日に埼玉に5店舗目のIKEAがオープンするそうです。
スウェーデンでは伝説的存在の創始者Ingvar Kamprad(イングヴァル・カンプラード)によって、1943年にSmåland(スモーランド)地方でスタートしたIKEAは、現在全国に17店舗。IKEAで売られているのは家具を始めとした家庭生活用品ですが、手頃な価格でスタイリッシュ、というのが魅力です。IKEAに行くと何も買わずに帰ることは不可能、と皆が口を揃えて言うほど、スウェーデン人にとっても惹きつけられる何かがIKEAにはあるようです。 ところで、スウェーデンは日本と同様長い国です。 詳しく見たい場合はこちらを。 スウェーデン地図(norden.orgより) このNorrland(ノルランド)地方には、IKEAは一店舗。フィンランドとの国境の町Haparanda(ハパランダ)に唯一のお店があります。以前住んでいたヨーテボリには市内に二店舗あるため、IKEAに行くのに苦労をしたことはなかったのですが、ここシェレフテオの人たちは300キロ離れたハパランダのIKEAまではるばる遠征に行っています。先日もIKEAバスツアーという広告がアパートの掲示板に張ってありましたが、私達にもついにその遠征の日がやってきました。 来年1月に出産予定、現在身重のティルちゃんも一緒に、朝8時半にいざ出発。 気温は-7~10度で路面は凍っていますが、晴天。空気は凛としています。 E4という国道を北上していきますが、まさに森と湖の国の景色が広がっています。 シェレフテオから150キロ程離れたLuleå(ルレオ)でしばしお茶休憩。この町は魔女の宅急便を髣髴させる港町で、シェレフテオと比べると落ち着いた中にも都会の雰囲気が。ぜひまたゆっくり訪れたいと思いました。 一抹の名残惜しさを感じつつ、更にハパランダを目指し、北上。そして午後一時、ついに、ハパランダ上陸。 国境の町ならではの道路標示です。IKEAの隣には税関もあり、フィンランドを間近に感じます。 そして、青地に黄色の文字の懐かしい家屋を発見。 入り口の看板にもスウェーデン語・フィンランド語両方の記載があります。店の前から見えた日が昇らないまま沈もうとしている太陽も北ならでは。 心弾ませ、いざ中に。IKEAの特徴としてどこのIKEA店舗も基本的に同じような造りとなっていますが、ここでもなじみのある光景が広がっています。ただ、常にフィンランド語を見聞きすることができるのが新鮮。 託児施設も充実しているので、幼い子ども連れのご家族も安心して買い物できるシステムとなっています。 IKEAの家具は大抵自宅で組み立てるようになっていますが、居間やキッチン、子ども部屋といったさまざまなテーマの展示が広がっています。食器やぬいぐるみといった小物もまた売り物だったりするところが、さすがです。また、各品にはそれぞれ固有のスウェーデン語名(例;食品用の秤=ORDNING)が付いているのも特徴です。 こんなクリスマス、素敵ですね。 もちろん、おなかを満たすレストランも中にあります。このレストランも世界共通で、世界のIKEAにはスウェーデン食が恋しくなったスウェーデン人も集っているとか。 私達三人は、定番の伝統食ミートボールリンゴンベリージャム添えを食しました。午後2時なのに、すでに外は真っ暗。これ何ご飯なんだろうといいつつ、おなかを満たします。 私達はソファーをはじめ、さまざまな場所で長時間惹き止められることとなり、レジにたどり着いたときにはすでに午後6時。5時間もいたことになります。 荷物を一旦車に収め、私達はもう一店、行きたかったittalaやARABIAなどが安く売っているお店へ駆け込みます。閉店は7時。わずか30分でしたが、クリスマスプレゼント等を急ぎ足でチェック、購入。 午後7時。暗闇が広がっています。ティルちゃんも我々も、見たかったものをすべて見終え、買いたかったもの+αを購入し、充足感の中再びシェレフテオを目指したのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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