論を立てる
今日の午後はシアター・テレビジョン毎月一時間「論を立てる」、朝から準備にみんながかかります。ニコ生も同時放映しますから、色々なコメントがどんどん入ります。一番嬉しかったのは、「司会者がさえぎらないで議員の先生方の話をそのまま全部聞けていい、こういう番組がほしかった」というコメントでした。いままでのテレビ局はなぜそれができないかって、船頭が多すぎる、主張しないと社員の存在の意味がなくなる、下請けの業者の仕事がなくなる、スタジオ費用の請求ができない、とまだまだたくさん,番組におんぶお化けがついているからです。小選挙区問題は本格的には来月に論じていただきますが、「なんで政治家が小粒になってしまったか」って、諸悪の根源は小選挙区だと結論。木内先生いわく「選挙のことだけを考えたら、テレビに出ているより選挙区を歩いていたくなります」平沢先生「私は小選挙区になってから当選、五回連続とはいえ、区長さんが選挙に出たら勝てるかどうかわからない」と謙虚。その心を私が解説させていただくならば、「その人物が国政を担うに適しているかどうかより、より地元の人に近いかどうか、いつも会っているか、そんなことのほうが当選に有利になる」ということです。これでは到底、日本を背負うまともな政治家は育ちません。英語が堪能どころか、英国英語で欧米の論客と英語で亘りあってもひけをとらない浅尾先生も勿体無い。本当に日本のために持てる力を生かせる政治の仕組みをまず作っていかないと。これでは日本と四つに取り組んで世界を睨んだ戦略なんて練っている暇がない。