テレビ購入の言い訳
草なぎ剛氏が、今のテレビのまま2011年になったらもう見られなくなるぞと言うので、先日、液晶テレビに変えました。お財布スッカラカンです。液晶テレビも、1インチ1万円と言われていた頃にくらぶれば昔はものを思はざりけりで、なんとか庶民の手に届く価格帯になってきたとは思います。がしかし、短大の時分に「これが飯島愛かーこれがイジリー岡田かー」と夜更かししていた頃の14インチ初マイテレビ価格から考えれば、未だ10倍ほどの開きはあります。その分、画面の大きさや映りの美しさといったら腰を抜かさんばかりでして、みのもんたの毛穴にはたいそう驚きました。まかり間違って街頭インタビューで「次の総裁選で小泉さんに出馬してもらいたいですか?」とかマイクを向けられても、絶対に逃げると決心させるに足る毛穴でした。仮に答えて誰一人として気に止めなかったにしても、日本全国のフルハイビジョンに15年以上熟成クレーターがで映し出されるかと思うと、マジで絶叫しそうで本当に無理です。女優さんの明日には治りそうなニキビでさえも鮮明に映し出してしまうんですからあなどれません。ブログは全部へのへのもへじだから問題ないですが、テレビじゃモロ顔出しですからね。ごまかしようがありません。己の老化に気づかないまま初老眼鏡を手にして初めてシワやシミに驚いた、というのはよく聞く話ですが、それに近いものがあります。今のうちに、一瞬たりともテレビになど映ってはいけないのだという知識を得られたことは実にラッキーでした。まずは、今のうちに液晶に買い換えた意義を見出いだすことができました。次に、高額支出に対する気持ちの収まりをつけねばなりません。「アレを買わなかったんだから、その分でテレビ買ったと思えばツーペーじゃん?」と自分に言い聞かせるための言い訳です。ズバリお酒ですな。我が家はそろって下戸なので、酒代がほぼゼロです。クリスマスもシャンパンではなくシャンメリーです。ということで、ここ2年間の酒代は、実に122円。ウエンツ瑛士のスパークリングホップのクルクルをしてみたくて350ml缶を1本買ったのみです。そこで普通に晩酌なんかをされるご家庭を想像してみます。価格comで見たところ、キリン一番搾り500ml×24本の最安値が6,099円。1日2本空けるとして、年間744本。となると、年間189,069円。我が家、年間61円。なんと、189,008円も浮いているじゃないか。189,008円つったら、ああた、液晶テレビが1年に1台買えるじゃありませんか。分不相応な買い物しちゃってバチ当たりゃしないかとビクビクしてましたが、こっちもなんとか言い訳が立ちました。ここまで必死こくくらいなら、その前にニキビクレーター(瘢痕)治療の累計ウン万散財を気にしろよというのだけはご勘弁いただきたい。