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もしも既に書いていて、しまった……と思われた方は、来年から気を付けてみてくださいね。 謹賀新年と賀正についてです。これらを「賀詞」と言います。あけましておめでとうございます、A Happy New Yearなども賀詞です。 年賀状の頭に大きく付けて、お正月を喜ぶ気持ちを表現します。意味は同じです。なので、なんの気もなしに使ってしまいますよね。 しかし、謹賀新年と賀正には大きな違いがあるんです。 謹賀新年の「謹賀」という漢字をよく見てください。 謹+賀ですね。 謹は、読んで字のごとく「つつしむ」という意味があります。 「謹む」は『相手を敬って、かしこまる』ことですから、とても丁寧な言い方になります。食べ物などで時々見かける「○○謹製」も、『私、○○が謹んで作りました。どうぞ、お召し上がり下さい』という、製造者のお客さんに対する謹みの気持ちが込められています。 ですので、この謹賀新年は丁寧な言い方なので誰に対しても使用できます。特に目上の方への賀状であれば、積極的に使うべき表現です。 賀正の方は、ただ単に新年を祝っている言葉です。 ここに尊敬や丁寧なニュアンスは含まれていません。 ということは、目上の方に使うのは失礼ということになってしまうのです。 【謹賀新年・恭賀新年】 目上の人へ出す場合の賀詞。 【賀正・迎春・寿】 同等、目下の人へ出す場合の賀詞。 四字賀詞にしておけば、特に問題ないということですね。 あと蛇足で。 「新年明けましておめでとうございます」は、「明けまして」に「新年」の意味があるので、『新年新年おめでとうございます』という意味になってしまいますので気を付けましょう。「明けましておめでとうございます」か「新年おめでとうございます」が正しい表現です。 「1月1日元旦」は、「元旦」が「1月1日朝」という意味になるので、『1月1日1月1日朝』ということになってしまいます。「平成21年元旦」が、正しい表現となります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 23, 2008 05:16:59 PM
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