hollow wish

2008.06.08

(4)

テーマ：ドール(2205)

カテゴリ：ドール

朝日が眩しい
彼女の目覚めを待っていたら夜が明けてしまった

ウィッシュ　０１

こんな無防備に寝られると、こちらとしてはたまんねぇんだがｗ
己の欲望でぐちゃぐちゃに汚したくなってくるぜ
が、そんなことをすれば間違いなく俺の命が無ぇなｗ

「ん・・・ここは・・・・？」

ウィッシュ　０２

「騎士王様は、ようやくお目覚めかい？」

「？！・・・あなたは誰・・・です？
私は一体・・・？」

「おいおいおいおい！
寝ぼけるにしてもそりゃ酷いだろ？
俺はあんたのマスターだぜ？セイバー。」

「貴方がマスター？
では、私は召喚されて・・・」

「そう！聖杯が造られ聖杯戦争が勃発して、俺があんたを呼んだわけ。
んで、勇ましい騎士王様は無謀にも無策で敵に突進して、負けましたよっと。
そこまではＯＫ？」

「そう・・・私は貴方に呼ばれて・・・
そして負けた・・・と・・・・・

ウィッシュ　０３

何を馬鹿な？！
負けたというのであれば、こうして無事でいられるはずがないではないか！
出たら目を言うにも程がある！
お前は一体何物だ！？」

わぁーお
速攻切れますかｗ
あまりに生真面目すぎるぜこの堅物は(´д`)

「一回死んだから、そこらの記憶が飛んでるのは分かるがもう少し落ち着けって。
きちんと話してやるからよ。」

「む・・・ならば話しなさい。
ただし内容如何によっては貴方を斬ることになる。」

「俺は、願いを叶える為に聖杯を造り聖杯戦争を始める事にしたんだ。
んで、主催者特権で最強のサーヴァントであるセイバーを呼び出し、なおかつ何度でも復活できるおまけも付けちまったって寸法だｗ
俺達が諦めなければ、いつかは必ず勝利して願いが叶うんだぜ♪
最高だろ？」

「そんな大それた事を貴方が？
失礼だが、とてもそんな力があるようには思えない。
魔力も殆ど感じず、どうみても魔術師どころか一般人だ。」

「そうだな、この俺は何の力も持たない役立たずだ。
聖杯戦争を準備するのに全部使って残ったのはカスだけなのよ。
でもいいじゃねぇか、俺がクソだがお前は最強のサーヴァントだ。
しかも復活するおまけ付きなんだから、俺抜きで勝てるだろ？」

「つまり場を整えるまでが貴方の仕事で、それはすでに完了した。
そして後は、私の仕事。
貴方はそう言いたい訳ですか。」

「そういうこと。
頭の切り替えが速くて助かるぜ。
そんじゃ、納得したところで・・・

聖杯戦争を続けようぜ。」

ガシャン！
ウィッシュ　０４