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なまはむ

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†~神秘の夜想曲~† 翠雪水さん
2008.09.16
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テーマ:ドール(2206)
カテゴリ:ドール


「一発クリアとは、なかなかやるじゃないか。」

セ 「いえ、今のは一か八かの賭けでした。
あれを避けられていたら負けていたのは私です。
今回の聖杯戦争に限って言えば、間違いなく彼女が最強の敵だったでしょう。」

「さて、残るはあと一人となった訳だが・・・


!?

ウィッシュ 35

セ 「な?! いつの間に囲まれて・・・マスター私の傍へ!!」

ザシュッ!!

「わりぃ・・・ミスった・・・・」

「マスター!!
しっかりするのですマスター!



とうとう先に殺られちまったかぁ。
こりゃぁ生き返ったらセイバーに搾られるな。
うひひひひwww


俺の元に駆けつけるセイバー。
その彼女の前で・・・俺の体は・・変化しテイク・・・

ウィッシュ 36

セ 「なんだコイツは?!


獣ヘト変化シタ オレタチ ハ・・・
             ノコッタ彼女ヘトムラガッタ・・・











「ふぅ・・・
お互い偉い目に遭ったなぁwww
      ・・・って、笑い事じゃない?」(゜▽゜;)

セ 「マスター・・・・いえ・・・

貴様は何物だ!!
答えろ!!!


ウィッシュ 37

「ん~バレちまったもんはしゃーねぇなぁw
全部話してやるか。
事の始まりは一つの願いから始まった。


覇無という男の願いそれは・・・
セイバーのおまえを召喚すること

その為にこの聖杯戦争は起こされた。
聖杯を創りあげ、聖杯戦争を起こし、サーヴァントを揃え、セイバーを召喚した。
そしておまえのマスターとして俺が創られた。

この世界は、覇無という男の心象世界。
そして俺は奴の擬似人格だ。


奴の心の内ならば、どんなことも自由に思い描ける。
聖杯を創ることも、聖杯戦争を起こすことも、おまえをセイバーとして呼び寄せることも。
そしておまえと俺を勝たせるために、何度でも生き返る特典をもつけてくれた。

ウィッシュ 38

この現象はヴィオレットが聖杯の力を借りて起こしている。
月の揺り篭であるがゆえに天の杯である聖杯と符合し、聖杯の力を利用できるようにした。
死を担う人形であるがゆえに輪廻を弄り、俺達を何度でも黄泉返らせることにした。
これは言わば出来レースだ。
俺達は絶対に負けない。
最終的に勝つように仕組まれている。

全てはおまえを手に入れる為に
この聖杯戦争という儀式を進めているにすぎない。




セ 「では、この戦いに意味は無いと?
聖杯を手に入れても願いは叶わないと?

「そうなるな。
なんせ願いはすでに叶えられていて、それを実行するために聖杯は動いてるようなもんだ。
だからって、途中下車は無しだぜ?
この聖杯戦争を終わらせない限り、この世界から抜けることは出来ないからな。」




セ 「どうやらそれ以外に術はないようですね・・・
しかし、あの獣はなんなのですか?
あなたは何故あの獣に?」

「あれは全部負けた俺だ。
最後のサーヴァントであるヴィオレットが輪廻を弄って、負けた俺の残骸を無限に呼び出してるのさ。
そして呼び出された俺達は、強い未練を持っている。

セイバーといつまでも居たい。
この世界でずっと一緒に居たい。


ってな。
だからこそ、クリアしちまおうとする俺を殺しに掛かる。」

セ 「ふむ、なるほど・・・
しかし、何故そのような未練が残るのですか?
貴方は、クリアすれば晴れて私と一緒に暮らせるのでしょう?」

「それは、覇無だぜ?
この世界で創られた擬似人格である俺は、この世界と共に消えるからな。
未練たらたらな訳だw」

セ「そんな!!
では貴方は自らが消えてまで他人の願いを叶えるというのですか!?


「だから、他人じゃないってw
別の存在だが、俺自身であることに変わりは無いんだぜ?
それと、どうあがこうと、クリアするように出来ちまってんだよ俺はw
物と同じように考えればいい。
無から創られ、目的を達すれば無に帰す、そういう物だと割り切ればいい。」

セ 「・・・解りました・・・
しかし、ヴィオレットを倒すにはどうすればいいのでしょう?
貴方の話だと彼女は、天の杯である月にいることになるのですが?
それにあの獣の群れもなんとかしなければ・・・」

「天の杯には、それに至る階段「スパイラルラダー」が登っているから問題無い。
奴等に対しては未練を打ち消せばいいだけだ。
という訳でこれを着てくれw」



セ 「これ・・・・は・・・・

ウィッシュ 39

私を欲するのですか?
セイバーであるこの無骨な私などを・・・」

「おいおい、そんなに自分を卑下すんな。
お前は、そこらの着飾った女共よりも余程上等だぜ?
俺は欲しいから欲しいと素直にいったまでだ。
これは消えていく俺の最後の望みだ。
それに応えてくれるだけの人情はないのかよ?www」

セ 「くっ・・・・・
わかり・・・ました・・・・」









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Last updated  2008.09.16 23:26:29
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