アジュンマＧＯ！ＧＯ！

だうも～。
すっかりご無沙汰しておりましたが、昨日釜山に戻って参りました。

１ヶ月ちょっとの日本滞在でしたが、韓国じゃ朝から晩まで
げろげーろ状態だった、ツワリもだいぶ楽になり
「なんかムカムカするな。」程度まで回復。
やっぱり日本マンセー！


「これなら韓国に戻っても、大丈夫そう。」って余裕ぶっこいて
昨日の午後、名古屋から飛行機に乗り、１時間１０分でアッという間に
釜山到着。

空港に迎えに来ていた旦那と、１ヶ月ぶりの感動の再会をするも
さっそく空港ロビーに漂う異臭（キムチ系）で、軽くヤラれました。


「韓国に帰ってきたんだ～」と、身をもって実感しながら、
駐車場に泊めてあった旦那の車に乗り込み、エンジンをかけるも
なんとバッテリーがあがってエンジンがかかりません。

旦那　「そういえば、先週も交差点の真ん中でエンストしたんだよねぇ。」

おいおい、そりゃバッテリーもういかれてるって。


とりあえず、そばにいたタクシー運転手にお願いして
バッテリーをチャージしてもらい、その足で車の修理工場へ直行。

修理工のおっさんと、旦那が車のボンネットを開けて
あーだこーだと話しているうちに、ガソリンやオイルの匂いで
またまたヤラれ気味になった私は、外のベンチに避難して
なんとか落ち着く。


「は～、いきなりついてないよな～」

と思いながら、ベンチで一息ついていると、
修理工場の待合室になっている部屋から
その工場の奥さんアジュンマが、私を手招きして呼んでいる。

どうやら、

「そんなところで座ってないで、ここのソファに座りなさい」

と言っているらしい。

もうちょっと外の空気を吸っていたかった私ですが、
アジュンマのせっかくの好意を断るのも気が引けたので、
ありがたくそこのソファで待たせていただく事に。


で、待合室に向かって歩いて行くと、部屋の床一面に
新聞紙を敷いて、なにやらナッツの様な物が大量に
広げてある光景が見えてきました。

「ピスタチオか、ピーナッツかな？」

なんつって思いながら、待合室の中に一歩入った途端に
今度こそマジでぶっ倒れそうになった私。


なんと、その大量に床の上に広げてある物体は
秋の味覚


銀杏ちゃん


なんで、自動車修理工場の待合室の床に、足の踏み場も無いくらいの
大量の銀杏が広げてあるのか？
っつーか、こんなとこに置くか普通？
なんて、素朴な疑問は某国では通用しません。

それはともかく、みなさんご存知のとおり、ぎんなんって独特の匂い・・・、
というか、直球で言うと「ウ○コ臭」がしますよね？

その待合室の中は、まさにウ○コ臭で充満しており、
おまけに、その横で奥さんアジュンマはペンチで
銀杏の殻を１個、１個割っておるんでございます。

そんで、満面の笑みで

「そのソファーに座って、修理が終わるまで待ってるといいわよ～。
　コーヒーでも飲む？」

なんて言ってきます。


「こんなとこで、コーヒーなんか飲めるかっ！」

なんて事は、もちろん言えませんし、いまさら回れ右して
引き返すわけにもいかず、バッテリー交換が終わるまでの
１０分間くらい、ウ○コ臭が充満する事務所内で
銀杏の殻を割るアジュンマを眺めながら、ひたすら口呼吸で耐えた私でした。

っつーか、そんな大量の銀杏どうするんだろ。


釜山に戻るなり、いきなりの激しい洗礼を受けて
もう少しで、日本にUターンしそうになった私ですが、
自宅だけは、旦那がきちんと掃除していたらしく、
無臭だったのがせめてもの救いです。

早くツワリが終わって、完全復活してぇ～！