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セーヘー ポッ マニ パドゥセヨ~!(あけましておめでとうございます)
直訳すると「新年に福がたくさん訪れますように」という意味だそうです。 旧暦でお正月を祝う韓国では、今年は2月18日(日)が元旦です。 日本人的には、2月も後半になって正月って気分でもないんですが、 こっちでは土曜日から3連休、道路は帰省ラッシュで大渋滞・・と、 まさに正月モードでございます。 韓国のお正月行事としては、ご先祖様のために祭壇をこしらえて お祈りをして、日本でいう法事みたいな事をした後に お年玉を交換する・・・ってのが、一般的なようです。 <イメージ画像> こういう行事ってのは、長男(うちの旦那)が取り仕切る慣わしなので、 その長男のお嫁さん(私)も何かと準備で、こき使われる・・、もとい、急がしかったり するのが一般的です。 しかし、旦那の親族の場合、まだシアボジ(義父)世代が皆さん健在なので 長男(旦那の叔父さん)が仕切るため、わてら若夫婦はまだ出る幕がございません。 ってな訳で、本当は大晦日(17日)から祭壇に飾るいろんな 食べ物を準備しなくちゃいけない立場の私も、今のところ楽させてもらってます。 で、元旦の昨日の朝、旦那&旦那の両親と4人で、その叔父さんの家に 行ってまいりました。 祭壇のお料理は、叔父さんの奥さんがすでに準備完了。 旦那の親族は、けっこう簡略化しちゃってるようで、服装もみんな普段着だし サクサクッとお祈り開始です。 まず、男衆がお祈りをして、その後 女衆がお祈りなんですけど、 私の場合、妊婦って事で、床に座るのは大変だからという皆さんの配慮で 私だけボケ~と、つっ立ったままでした。ええんかいな。 そんなこんなで、あっというまに法事終了~。 その後、みんなでお供え物をおかずに昼御飯タイムです。 実は私、なーんにもお手伝いしなかった罪滅ぼしって訳じゃないですけど、 家でパンを焼いて持って行ったんですよ。 バカの一つ覚えで、いつもの「コグマ(さつま芋)パン」 そしたら、旦那の叔母さんが一口食べて 「おいすぃ~! 私、コグマが大好きなのよーーーっ!」 と、えらい感激してくれました。 そんで、いかに自分がコグマが好きなのか、語り始めた叔母さんによりますと、 現在、60歳くらいの叔母様が、この家にお嫁に来た時 法事の祭壇にどんな料理をお供えするのか、まったく知らなかったそう。 お供え物には肉、魚、果物・・と、絶対必要なアイテムがあるのですが、 逆に「これはお供えしてはいけない」という禁止アイテムもあるらしいのです。 そのタブーアイテムの中に、コグマも入ってるんですねぇ。 それを知らなかった、当時まだピチピチ若妻だった叔母様は 「自分が好きな食べ物をお供えしよう。」 と、思いつき、コグマをお供えして、姑にめちゃくちゃしかられたそうです。 そんな話をしてるうちに、なんだかしんみりした雰囲気に・・・。 ちょ、ちょっと! コグマつながりで、新年早々、そういう濃い~思い出話に行っちゃうんですか~。 どないしよ~。 と、思ってたら、元来明るい性格の叔母様は 「ま、それだけ私がコグマが好きって話よっ!! あ~、おいし~、このパン。」 と、しんみりムードを打ち破っていただけましたので、 ホッとしました。 そんなこんなで、正月行事も終了し、ええ歳ぶっこいて お年玉までもらって帰って来た私でした。 ところで、日本じゃ今年は「いのしし年」ですが、韓国や中国では 「豚年」なんです。 なんでですかねぇ。 産まれて来る私の娘も、豚年っつー事です。 ま、そんな話をふまえまして、 「本日のパン」 「豚パン」 (コグマあん入り) これが旦那の叔母様に、昔の苦労話を語らせたパンだブ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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