アジュンマＧＯ！ＧＯ！

凛さん、３ヶ月を過ぎましたので、そろそろＢＣＧなんかの
予防接種を受け始める時期です。

日本に里帰りした時に日本で接種しようとも考えましたが、
住む国によって、いる菌も違うだろうし、韓国で受けることにしました。


日本じゃ無料で受けれる予防接種も、韓国では保健所では無料ですが
病院で受けると有料（しかも高い）との事。

じゃあ、保健所で受けりゃいいじゃん。って話ですけど
在韓のお友達に聞きますと、そうでもない感じ。

ＢＣＧって、今は小さな針が縦横９個付いたスタンプ方式ですけど
韓国の保健所は、未だに旧式でやっているようです。
旧式って、私が赤ちゃんの時の方式じゃん。どんだけ～？


って事で、真実を確かめるべく、旦那がソーヤン（小姑１号）に電話。


ソーヤン　「ウリナラ（私たちの国）が、
　　　　　　　そんな旧式でやってるわけないじゃん。
　　　　　　　　保健所だって、スタンプ式よ！」


私　「でも、韓国の保健所で受けた私の友達の赤ちゃんは旧式だったよ。」


ソーヤン　「その保健所がたまたまそうだったのよ。」


旦那　「じゃぁ、おまえの娘はどこで受けたんだよ？」


ソーヤン　「病院だけど。」


旦那　「おまえはもういいから、旦那（外科医）に電話代われ。」


ソーヤン旦那　　「ＢＣＧ以外のワクチンは保健所も病院も全く同じだけど
　　　　　　　　ＢＣＧだけは病院で受けてね。保険所はまだ旧式だから。」


このエセセレブ女、いつか釜山港に沈めなくては・・・。



ってな訳で、先日、近所の小児科へ行ってまいりました。

国が変われば、ばい菌も違うので、ワクチンの種類も違うかと思いますが
韓国での最優先ワクチンは「Ｂ型肝炎」

韓国で出産した友達によりますと、赤ちゃんを出産した産院で出産直後に
打たれたそうな。
肝炎が多い韓国ならでは。
日本じゃＢＣＧが最優先で、そもそもＢ型肝炎なんて打ちませんから。

でもここまで優先して肝炎のワクチン接種するなんて、よっぽど肝炎が
多いんだろうなぁ。
しかも基本的に大皿料理をみんなで突っついて食べる食文化だし。
私自身も受けといた方がいいのか？って思っちゃいました。


じゃあ、今日はＢ型肝炎を打ってもらって帰ろうと思ってたら
ＢＣＧも一緒に接種すると、看護士さん。


旦那　「え？　２種類同時ですか？　大丈夫なんですか？」


看護士　「さっきの赤ちゃんなんか４種類まとめて打っていきましたよ。」



そういう問題じゃなくて。
っつーか、４種類も打つなよ。


そうこうするうちに、まずはＢ型肝炎をブスっと。
凛さん号泣。
普段あんまり泣かないので、超あせる旦那。


で、続いてＢＣＧ。

日本里帰り中に買った「ひ○こクラブ」の付録がたまたま
「２００７年度　予防接種最新版」だったので、私なりに調べていたんですが、

ＢＣＧって昔は腕の上の方に打ってましたが、最近は上腕の中間に打つそうで
そうすると注射痕がケロイドに残らないんだそうです。
その事は旦那に話していましたので、



旦那　「ＢＣＧって、腕の真ん中に打つんですよね？」


看護士　「いえ、ウリナラ（私たちの国）では上の方です。」


旦那　「日本では真ん中に打つんですけど、真ん中に打ってもらえませんか？」


看護士　「ウリナラではこうですから。」



で、有無を言わさず肩のすぐ下へスタンプ注射。





あ～！こんな事なら日本でＢＣＧやってこりゃよかったよー！
かわいい凛さんの腕に、傷が残っちゃうじゃん。
ごめんよ凛ちゃん、ミスユニバースへの道が絶たれてしまって。
打ち方まで違うなんて、ママ知らなかったんだよぉ～！


大泣きする凛さんをあやしながら、お会計。
６５０００ウォンなり～（約８０００円）。チーン♪　高っ！


そこで、今後の予防接種のスケジュール表をもらったんですが、
なんと


１週間後に

ＤＰＴ（３種混合）と、ポリオ（小児まひ）

２種類同時接種！


ＢＣＧ等の生ワクチンを接種した後は、次のワクチンまで２７日以上あけないと、
ワクチン同士が邪魔をして、体内で免疫がうまくできないと、
例の予防接種の心得にも書いてあるんですけど。
日本じゃふつう、１ヶ月に１種類のペースで半年以上かけて打ちますよねぇ。


ありえねぇ～。

「ただの金儲け主義じゃないの？」
って、一気に不信感がつのるうちら夫婦。


で、先日のシャブシャブ宴会の時に、ソーヤン旦那（外科医）に確認しましたら



ソーヤン旦那　「ウリナラではこうだから。」


私　「国によって接種するワクチンの種類や数が違うのはわかるけど、　　
　　　接種する方法は同じなんじゃないの？」


ソーヤン旦那　「ウリナラにいるんだから、ウリナラ方式でやったほうが。」


旦那　「日本じゃ、痕が残らないように、ＢＣＧは腕の中間にするのに
　　　　韓国じゃ未だに肩の下なんだよ！！」


ソーヤン旦那　「ウリナラでは、そういうやり方だから。」




どいつもこいつもウリナラ、ウリナラって
　　うっせーんじゃー　ゴラ～ッ！！



こいつじゃ話にならんので、ドーヤン旦那（漢方医）に聞いてみると


ドーヤン旦那　「ワクチンは赤ちゃんの体に負担になるから、そんなハイペースで
　　　　　　　　やっちゃダメだよ。
　　　　　　　　本当は１歳くらいまでは、ワクチンなんて打たない方がいいんだから。
　　　　　　　　病院のスケジュールなんて無視していいよ。」


そうやろ？そうやろ？

東洋医学的には、１歳までは一切ワクチンは打たないらしく、
ドーヤンの息子（１歳４ヶ月）も、最近になってやっとワクチンを
接種し始めたそうな。

私はそこまで究極の考え方にはついて行けないけど、少なくとも
週に２本のハイペースでワクチン接種するなんて、ありえないので
旦那とも相談して、今後は接種するワクチンの数は韓国式で、
接種スケジュールは日本式で行くことに決定。


しかしさぁ、なんでみんな

「韓国では○○」

って、客観的な言い方ができないんだろう。


「ウリナラでは○○」

って、言われちゃうと、たとえそれが本当の事だとしても
なんか個人的な感情が入ってるように聞こえちゃって
信用できなくなるんだけどなー、私。


なにはともあれ、こんな感じでウリナラ予防接種デビューした凛さんでした。