アジュンマＧＯ！ＧＯ！

凛さんが保育園デビューして１週間。

１週間の慣らし保育も終了し、今週からは朝８時半～３時までの
フルタイムに。


だいじょうびかしら～？

と、ちょっと心配しておりましたが、本人は本当に保育園が
楽しいらしく、

「早く寝ないと、明日保育園いけないよ！」

と言うと、速攻で寝ます。
早く寝かせるのにあんなに苦労したのが嘘のようでございます。


毎朝、登園して園の玄関で靴を脱ぐと、私を振り返りもせずに
ズンズン部屋の中へ入って行ってしまいますので、保育士さんが

「凛ちゃん！ママに挨拶は？」

なんて、ちょっと焦り気味に言うんですが、
もうママなんか眼中に無し。

さみすぃ～。


で、今週から給食が始ったのですが・・・

韓国ではどこの保育園も、このようなアルミのトレーに
蓋が付いたようなやつを一つづつ購入しまして、





毎朝、からっぽのこれを持って登園します。

そして、お昼になると、このトレーに給食をよそってもらい、
みんなで食べる・・・と。

で、このトレーを家に持って帰り、自宅で洗って
翌朝また持っていく。

そんなシステムでございます。


ちなみに、今週のメニュー





月曜日
・ごはん
・豆腐の味噌汁
・ケランチム（茶碗蒸し風玉子焼き）
・海苔炒め
・キムチ

火曜日
・ごはん
・白菜の味噌汁
・豚プルコギ
・ほうれん草のナムル
・キムチ

水曜日
・卵ときのこのご飯
・味噌汁
・小魚炒め
・キムチ


はい。
毎食必ずキムチです。
マストアイテムです。

っていうか、この保育園、満１歳～３歳までを預かってくれるんですが
普通だったらまだ保育園にも行ってないような年齢の子供たちの給食メニューに
毎食キムチ。
水曜日なんか、３時のオヤツにもキムチです。


ちょっと心配になったので、連絡帳に

「娘は辛いものが食べれませんので、残しても
　無理に食べさせないでくださいね。」

と、先生あてにメッセージを書いておきました。


で、月曜日、園から戻って来た凛さんに

「ごはん、どうだった？」

って聞きましたら


「いつも、パパが食べてるやつ（キムチ）があったのね。
　先生がマニモゴ（いっぱい食べて）って言ったから
　食べたら、辛くて　凛ちゃんびっくりした。」


なんですと～！？


実は凛さん、食卓に「赤い食べ物」がある場合


「これ、辛いの？　ケチャップ？」


と、必ず聞きます。


唐辛子で赤い色なのか、ケチャップで赤いのかを
確認してから食べるという、誰が教えた訳でもないのに
この国でサバイバルしていく上で、自然に身につけた自己防衛
方法なのですが、

どうも、この日もキムチを指差して
この質問を先生にしたようです。

しかし悲しいかな日本語が理解できない先生、
きっと凛さんが「コレ食べていい？」と言ったと勘違いして
「マニモゴ（いっぱい食べて）」と、言ってしまったんでしょう。


いきなり言葉の壁で苦労している娘がちょっとかわいそうに
なったりもしましたが、本人はいたって平気な様子。
２日目からはキムチは食べなかったようです。
こうやって身を持って学んでいくんですなぁ。


連絡帳の先生からのメッセージによりますと、
凛さん、

「このオモチャちょっと貸して！」

などと、日本語でみんなにガンガン喋り捲ってまくっているそうですが
不思議とみんなとコミュニケーションが取れているそうな。

そうなのよねぇ。
この勢いが大切なのよね。
この国じゃ、勢いで行ったもんが勝ちなんだからさ。
あぁ、このアグレッシブなところ、私も見習わなくちゃだわ・・。


うちの旦那、塾の講師をしているんですが

「最近の親ってさぁ、ほんと過保護っていうか
　うちの子はちゃんと勉強してますか？
　とか、しょっちゅう電話してくるんだよね。
　そのせいで、せっかくの休憩時間がいつもつぶれちゃうんだよ」

と、いつもぼやいております。

その旦那が昨日、夜帰宅しまして


旦那　「凛ちゃんさ～。みんなと仲良く遊んでるんだって！
　　　　今日なんか、給食全部食べて、しかも「おかわり！」って
　　　　言ったらしいよ。」

と、申します。

私　「へぇ～、そうなんだ！
　　　っつーか、なんであんたそんな事知ってるの？」


旦那　「今日、先生に電話して聞いたの」


どうやら、１日置きくらいに電話して様子を聞いている模様。
おいおい、あんたもそんな親の一人じゃん。
ったく。