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小さな我が子たち

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2005年09月30日
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9月30日 妊娠30W2D 妊婦検診 そして 管理入院




【1年前の今日、私の最後の妊婦検診になりました。】



検診の日、ここ数日で血圧も上が130を越える日が多くなっていた。

もうこれは誰が見たって中毒症でしょ?

これで入院出来なかったら紹介状なしだって転院してやる!!!!



何が何でも入院する気で検診へと向かった。



外来診察時間に入院になると病室から看護婦さんが迎えに来て、

血圧が高い場合車椅子でしか移動ができないため、

結構注目を受けて恥ずかしい、

なので今回の検診は午前の一番最後に予約を入れている。

いつも込んでいる待合室もけっこうガラガラだ。

いつもは遠く離れた通路ベンチで待っている旦那も一緒に座ってもらった。


早速診察に呼ばれる。

胎児の計測、先週から大きくなっていない、

前回の誤差もあって前回よりも小さく計測された。


どうやら娘と同じくらいか、それよりも小さいもよう・・・。

この時点で週数でいうと2W分小さいらしい。


尿も前回よりも悪く、タンパク+++ だった。


血圧も上がって来ている。


もうだれが見ても中毒症、

医者でない誰が見てもね・・・。



はっきり言ってそれじゃ遅いんだよ!

中毒症にならないように頑張ってきたんだからさ、

はい、あなたは中毒症だから入院ね!っじゃ遅いんだよ・・・。


前回から急速に進行中・・・。

あんなに安静にしたって悪くなるんだから私ってどうしようもない体なんだなって、

あまりの情けなさに可笑しくなって来ちゃって笑ってしまった・・・。


早速説明を受け、今後どうして行くかを先生方が話してくれた。

「今の状態で保てればこの病院での出産も可能です。

34Wから出産ならこの病院も対応します。

もしこれ以上状態が悪化すれば出産になります。

でもその時は母体搬送になるか、

出産後子供だけNICUのある病院に搬送になるか分からない」


といわれた。



母体搬送より、未熟で生まれた赤ちゃんを搬送する方が誰が聞いたってリスクは大きい、

だから今の時点で私をNICUのある病院に転院させてくれ!っとお願いしたけど、

「今までの経過はこの病院で見てきたので、いきなり危なくなって来たからって追い払えない」

言葉は選んで話してはいたが、内容はそんな感じの事だ。



あ~~~あ、ほんとに病院選び失敗だったなぁ~って旦那としみじみ思った。



とにかく現状維持のために今日から管理入院となった。

早速いつ手術になってもいいようにと検査に回ってくれ!っと病院内の地図をわたされた。

心電図、レントゲン、尿検査、血液検査、


「それが終わったらまた診察室に戻って来てください。」

っと、言われた・・・・。



中毒症の妊婦一人で回す気か??

・・・・・・・。

そうらしい・・・・。



とりあえず旦那には入院の手続きと荷物を取りに行ってもらった。

そして、今まで迷惑と心配をかけてきた周りの人たちに、

さらなる心配をさせるかのように電話で入院の事を告げてもらった。


検査も終わり診察室に戻り受付の人に告げると、

やって来ました車椅子を引いた看護婦さんが(笑)

今まで検査に半ば小走りに検査を受けていたのに、いまさら車イスですか??(笑)


私 「車イス乗らないとだめですか?」

看護師 「え~いちよう規則ですから~」




はいはい、娘の時も同じような事言ってたけ・・・。

ま~外来が終わってる時間で人もチラホラなので恥ずかしくもないからいいけど・・・。



これからの管理入院、なんでも制限され窮屈な入院生活になるが、一番の楽しみがここが設立して2ヶ月と立ってない新しくハイテク病院だという事。

どんな綺麗な病室が待っているんだろう!

っと、わくわくしながら車椅子で運搬された。



運搬中、以前助産婦外来で話を聞いてくれた助産師さんがナースステーション前で待っていてくれた。

助産師さんは運搬してくれている看護師さんに

「いいわよ、私が連れていくわ、この人私が診るから。」

看護師さんは若いお姉ちゃんで不思議そう

「はい? ・・・。

じゃ~お願いします」


っと、業務的な話し方で私を助産師さんに預けた。


助産師「今日入院って聞いたから、どうしたかなぁ~?って思って待ってたの^^」

「今日から入院で大変だけど、何でも聞くから話ししてね!ちゃんと力になるから^^」


いままで失敗失敗と思って来たけど、ちょっと ここでよかったな! って思えるようになった。


病室はやっぱり綺麗で大部屋なのに一人一人のスペースが広い。

テレビも液晶薄型、冷蔵庫付きだった。

ちょっと古い個人病院の個室並だ。


付いてそうそう血圧を計られ、緊張しているせいもあって血圧が上がった(笑)

助産師さんも

「血圧計ると思うとあがるのよね~、

なるべく分からないようにリラックスしながら計るようにしようね!」


っと言ってくれた。

それと看護師さんにも、

「この人は緊張して血圧上がるから話し掛けてリラックスさせて血圧計ってあげてね!」

っと指示してくれた。


早速力になってくれている看護師さんに感謝です。


次にNSTを計られた。



これが思わぬ結果に・・・。




以前から張りはあった、特に仰向けに寝ると良く張った。

NSTを計る際どうしても胎児の位置と30Wでは胎児が小さいためNSTを計るのに仰向けにならないと計れなかった。

計りだしてすぐにお腹も張り出した・・・・。



NSTをセットした看護師さんは、

「15分したらまた来ますね~^^」

っと、去って行ったが、

10分後様子を見に来て仰天していた。



なんと張りは10分感覚で強くはないものの規則的に張っている。

そして強く張った時にお腹の胎児の心拍が異常に下がったのだ。

NSTをしている時胎児の心拍も聞こえるし、張っている時に数字が上がりグラフも上がるので直ぐに私にも異常だと分かった。



直ぐに先生がやって来て、

「今までに張りましたか?」

っと聞かれた。

「張りは確かにあったけど、

ここまで規則的なものではなかった、

仰向けに寝ると良く張る」


事を話した。



異常だとはおもったが、中毒症よりはたいした事ではないと思っていたのでそんな深刻に考えてなかった。


でもどうやら張った時に胎児の心拍が下がった事が非常にまずかったらしい・・・。

すぐ張り止めの「ウテメリン」を処方された。

薬の副作用で震えが止まらないのと、動機がすごい。

そのせいで今度は血圧が急上昇!!

血圧を下げるために降圧剤を処方された(笑)



NSTと血圧計測でほとんど安静にできず、

早い夕飯を食べ旦那が帰った後にもまたNSTが待っていた。

それあ終わるとまた血圧計測・・・。

ドンドン疲れて血圧上昇・・・・。




おいおいおい、家にいた方が安静だったって!!




でもNSTで聞こえる胎児の心拍ちゃんと生きてるんだ!って実感があってそれはそれで安心できた。



血圧は上昇続け上は150台にまでなった。



それはそれは大変とばかりに2時間置きを飲まされた。

大体1時間置きに血圧を計られるので夜中も起こされ寝れませんでした。


ただでさえ気が高ぶって眠れないのに、看護師さんは容赦さく起こしに来るんです。



あ~こんな入院生活なら家に安静にして方が胎児にはいいんだろうなぁ~

なんて思いながら朝を迎えました。



また朝の7時からNSTが待っています。





     10月1日 妊娠30W3D 

これから長く続くであろう管理入院が、

こんなに早く終わろうとはまったく思っていませんでした。








Qoo妊娠中 おわり。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







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最終更新日  2005年09月30日 20時12分25秒
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