恐怖の再来。
もし貴方が教授に愛を告白されたらどうしますか?A ロリコンの疑いを深く追求し、速やかに精神病院行きをすすめる。B 愛情よりも金をくれ!!と冷たく突き放す、が手を彼に差出し金を要求する。C 今流行りの不倫を心の底から楽しみ、最終的には湖で自殺しようと試みる。・・・楽しいですね。でもですね。・・・・その教授が同性だったらあなたはどうします?しかもよりにもよってお世話になっている教授で、しかも権力を兼ね備えた教授なんですよ。しかも貴方は彼女が同性愛者だという疑いを前から持っていたんですよ。そして密かにその人の今カノとか前カノとか知っているんですよ・・・。二ヶ月くらい前の話です。私は自販機の前で教授に会いました。確か、夏の間の仕事の話をしていたんですよ。そのとき、突然何かの話になり、彼女はいきなり声を震わせて、言った。“I mean…. I love you. ”・・・。・・・・・。今何と?今私は何を聞いたの?更に彼女は早口に繰り返した。“I LOVE YOU”しかしその時になって私の脳細胞が完全否定に回った。脳細胞A「いやいや。これは何かの間違いなんだよ。そんなことある訳ないじゃん。こんな白昼堂々とですよ?大学の教授がですよ?・・・いやいや。ありえない。」脳細胞B「でもさ。考えてもみてよ、あいつの元カノと今カノもアジア人で二人とも元はここの学生だったわけじゃん。あいつがアジア人好きという可能性は否定しようが無い。」脳細胞A「・・・。そんなことないって!!・・そうそう。あいつは元々は同性愛者じゃないんだよ。そのアジア人たちは彼女の親友だ。間違いない。ほら。この教授ちょっと不気味じゃん!?そういう奴は時々変な言葉を口走るんだって。」脳細胞B「そうかなぁ。でも普通は親友でもない限り同性にはそういうこといわないんじゃ・・・。しかも教授が生徒にだよ?」脳細胞C「ぐちゃぐちゃうっせえんだよ。この野郎!!お前誰のお陰で飯食っていると思っているんだよ!!お前この教授にお世話になってるんだろ。お前ここらで日本の女の覚悟見せとくべきなんじゃないの?ここら辺で一肌どころか二肌、三肌、スッポンポンになっておくべきなんじゃないか?えっ。この野郎」脳細胞A・B(・・・Cって単細胞だよなぁ。)脳細胞D「まぁまぁ。ここは一つ穏便に答えるっていうのがいいんじゃないかな?YESでもNOでもない。そういうのって日本人の得意技だろ?あれ。ちょっと出しとくべきなんじゃないかな?」とういう果てしない脳内会議の結果(一瞬だったが)私は、笑顔で取り合えず、“Thank you”と答えておきました。作戦名「とりあえずのサンキュー。だけどノー・サンキュー」作戦。:これをされると相手はたじろぐばかりか、「こいつ本当にわかっていない」という位置づけをされる。もしこれ以上迫ってくる相手ならどういう意味で好きかという事を改めて説明してくるはずで、そうなった場合はその時にまたきっぱりと断れば良い。はぁ・・・。かあさん。私は異国の土地で強く育ちました。その時はサンキューを五回位繰り返して終わりました。・・・しかし。「あの教授、最近花霰さんに彼氏がいるかどうか聞いていましたけど?」と、新しく入った日本人の女の子が・・。・・・かぁさん。私は、この異国の土地で新しく生まれ変わるかもしれません。