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カテゴリ:何もしないということ
今日のタイトルは新潟大学医学部教授安保先生の本の題名です。
この本は息子の脱保湿への足がかりになった本です。 うちの親が読んでいた本で家にずーーっとあるのは分かっていたの ですが、当初「安保ってなんだよ!怪しげな本だなぁ」って印象し か持たず読みはしなかった本です。 この本を読んで親は「薬は駄目だ!」とか息子のアトピーに対して 「ステロイドは使ったらだめよ!安保先生がそういってる」となんや かんや言ってくるようになりました。 当時私はステロイドに抵抗は感じながらも「ステロイドを使ってぱっと 症状をなくしてぱっとやめたらいい」という病院の先生の言葉の方を 信じていました。 症状がでたらステロイドでまず抑える、そして日々清潔、保湿に心がける。 今考えたらめちゃくちゃなやり方なんですけどね。 でも、これのやり方がまだまだ横行している・・・心が痛いです。 あるときちょっと気が向いてこの本のアトピーの辺りのところをちょっと 読んで見ました。息子のアトピー治療への何かの足がかりになるかと思って。 なんとなく言ってる事は分かるもののまだちょっと抵抗が残りました。 安保先生は「アトピーには何もしてはいけない」とまぁ、今現在私が 実行していることを主張されていたのですけども、その時私が抵抗を 感じたくだりがこれでした。 記憶を辿って要約します。 ある講演会でたまたま顔を真っ赤にさせた赤ちゃんを抱いているお父さんを 見かけ、声をかけて少し話したらしいのです。その赤ちゃんの湿疹に対して そのお父さん「何もしていないです、上の子も一歳になると勝手に治りましたから!」 と胸を張って言ったという文章。 お父さんが胸張って言ったって・・・。 そりゃ父親は胸を張れるさ!でも、母親は痒がる子供を放ってはおけないんだ! だからステロイドでも使って治してやりたいと思うんでしょ! 無責任な父親が胸を張っても何の説得にもならない。 って言うのがこの本を読んだときの最初の感想。 なので、それからしばらくまだ病院の先生の言ういい加減な治療法を信じていました。 だから私や多くの人がステロイドを子供のアトピーに使わないで!って主張しても 多くのお母さんは私と同じような気持ちになるのだろうとは想像できます。 「何を勝手なことを!子供の苦しむ姿を放っては置けない!」って。 実際私がこう考えていましたから。 でも、脱ステロイド、脱保湿してみるみるよくなっていく息子を見ていると本当 「何もしない」って素晴らしいと思うようになりました。 お風呂上りに慌てて動きたがる子供をひっ捕まえて保湿剤塗りたくる必要ないん ですよ。ステロイドをいつまで使わないといけないんだろうって悩む必要も ないんですよ。 薬を塗ってもまたぶり返す、乾燥肌で保湿をしてもしてもかさつく。 こういうお母さん方は是非試して欲しいって思います。 今の息子は自分で潤う力持っていて基本つるつるのお肌です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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