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カテゴリ:息子のアトピーの現状
以前住宅展示場からのDMがうちの父親宛に届いたので商品目当てに展示場に行ったことがあります。
そこには有名メーカーのモデルハウスがいっぱい。 何件か見てまわりましたがお気に入りの物はありませんでした。 どのメーカーも主張するのは耐震性と気密性。 「冬でも暖かいですよ」 気密性??? この言葉にとてもひっかりました。 私の実家は昔ながらの木造のおうちです。 小学校5年ごろに建て替えをしたのですが、釘も使わず大工さんが組み立てて、左官さんが壁をぬり完成までに何ヶ月もかかったのを覚えています。 家ってそうやってすごい時間かかるものだと思っていたので、新興住宅街などができると家が一気に立ち並ぶのをすごく不思議に感じていた時期もありました。 建て替え以前の家は使っている木材などはいい物で、今の家にも何本か使われています。 そういうおうちだったのですが、家の地盤が悪かったようでビー球が転がるようなおうちでした。(笑 ゆがんでいるので隙間風も結構寒かったです。 そんな家なのに「子供は風の子」なんて言われて冬でも外で遊ばされ、雨の日は中で遊んでもよかったのですが、暖房のない風通しが本当によい部屋。 そう言えば、昔のおうち火鉢が置いていました。おじいちゃんが毎朝練炭焼いて火鉢に入れていたっけ。(こんな風景って普通親の世代ですよね?私は一体いくつ???) 建て替えてつくりがしっかりしたので隙間風は以前よりかなりマシになりました。 でも、今のアパートや最近の住宅と比べたらかなり寒いです。 逆に夏は結構すずしい。扉など開け広げて過ごすため夏でもクーラーをほとんど使わなくても過ごすことができます。 本来日本の家って夏のことを考えて作られていたんですよね。 日本は高温多湿の国です。 そんな国なのに気密性を重視したら、カビやダニの温床をつくるようなものではないのでしょうか? 私は家は風が通ってこそ家だと思っています。家も息をしないといけないって思っています。 気密性の高い住居。これもアトピー増加の原因ではないでしょうか? 確かに冬は暖かく快適に過ごしたいです。 夏は暑ければクーラーがあります。 生活そのものは気密性の高い住居のおかげでかなり快適なものになっているでしょう。 でも、今のアパートに住んでみてはじめびっくりしたのですが、掃除した端から部屋の隅っこに埃がたまる。(部屋の狭さとも関係しているのでしょうか?) 実家のほうではあんな綿埃かなり掃除していない部屋でないと見たことがありません。 気密性は良いので実家より暖かいです。朝も実家の朝ほどつらくありません。 室温は外気温との差をつけ過ぎないことが生活する上で大切なことらしいです。 快適さを追求してアレルギー製造の家がどうどうとアピールできる世の中ってなんなのでしょう? 私の建てたい家は純和風の木造平屋建てです。 実家のように釘を使わず、左官さんが壁を塗って息をする家です。 アパートと実家と行き来してみて、もう一つ思ったことは、家の中での空気がちがうんです。 壁などの作りでの音の響きの違いでしょうか? アパートの方は音がなんとなく響く感じ、実家は音が吸い込まれていく感じ。 木造の家は寒いですが、ほわほわと家が守ってくれている感じがして暖かいです。落ち着きます。 でも、こういう家を建てようと思ったらすごーーーーくお金がかかるんですよね。 昔ながらのシンプルライフって家だけでなく食べ物も、今しようと思ったらすごく贅沢なことですよね。 懐古主義ですかね? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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