藤式部
1005年
青い紙の束 廂の間
お手伝い?
伊周 斉信 登場
高貴な姫ばかりで頼りにならぬ
地味でつまらぬ女
打毬 片かどもなき人
光る君
光る君といふ名は 高麗人のめできこえてつけたてまつりけるとぞ いひつたへたるとなむ
廂の間 二間
お目覚めあれ
誰ぞの足をお揉みにゆく
下賜する衣装の用意
彰子
浅黄色 薄紅色
敦康親王 彰子を慕う
伊周の力が大きくなる
無理 ここでは落ち着いて物語を書くことができません
お前の才で帝を藤壺に
お前は我が最後の一手
物語りは書きたい気持ちのときに書かねば勢いを失います
賭けなのだ
里で続き
私は冬が好き 空の色も好き 私が好きなのは青
里に下がり、お役目を果たそうと存じます
分かりにくい女だねえ
1006年
平維衡 伊勢守
武力による力争いを許しては、瞬く間に戦乱の世となってしまう
全ては些細なことから始まるのだ
朝廷も武力を持つというお考えはお持ちにならないのでしょうか
心は移ろふ方ありとも、見そめし心ざしいとほしく思はば、さる方のよすがに思ひてもありぬべきに、さやうならむたぢろきに、絶えぬべきわざなり
心は他の女の方にあったとしても、見染めた頃のままに愛おしく思われているのであれば、それをよすがに思っていればいいものを、そうはならずにたじろぐから、縁は絶えてしまうものなのです。
雨夜の品定め 帚木
面白いよ、それ
聡明 うつけ
奥ゆかしいだけ ご意思はしっかりお有りになるわ
今は寺や神社すらも武具を蓄え、武力で土地を獲り合う世となりつつあるのでございます
加えてこの先、国司となるような者たちが弓矢を専らとするようになれば、
如何相成りましょうか やがては朝廷を蔑ろにする者が出て参らぬとも限りません
そうなれば、血で血を洗う世となりましょう そうならぬように世を導くのが正しき政
御上の御ため この国のためを思えばこそ 敢えて申し上げております
伊勢守は交代
帝がお読みになるもの、私も読みたい
その皇子の名は? 光る君
中宮さまのお好きな色は、空の青
表に出てこない言葉がたくさん潜んで
もっとお話ししたい
帝が藤式部に会いにいらっしゃるの?中宮さまには興味ないもの
新楽府 女院さまだけ
光る君とは敦康か 内緒にございます
あの書きぶりは、朕を難じておると思い、腹が立った
されど次第に、そなたの物語が朕の心に染み入ってきた
まことに不思議なことであった
朕のみが読むには惜しい 皆に読ませたい
物語は女子供だけのものではございませぬ
中宮さまにもお読みいただければ この上なき誉にございます
褒美である 扇 三郎とまひろ
自在に空を飛んでこそ鳥だ 若紫
大和国から
興福寺別当 定澄 木幡山 強訴 焼き払い奉ります
めぐりあひて見しやそれともわかぬ間に雲がくれにし夜半の月かな
「源氏物語で恋愛セミナーの日記」