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テーマ:私のイギリス生活(444)
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今の住まいに引っ越してから、ずっと困ってることがいくつかあるのですが、
中でも一番深刻なのが冷蔵庫です。 家電は日本が世界一なのは知っていましたが、 この国の家電は私が子供の時くらいの日本の家電と同じ程度の性能です。 そして故障が多い。 引っ越した時からあまり冷えなかったのですが、どんどん冷えなくなって 遂には牛乳が腐り始めました。 修理をお願いしても一週間後しか予約は取れませんし、 結局来ないことも何度かありました。 そんな状態を我慢して二ヵ月が過ぎ、 最終的にメーカー保証期間内で新品と交換、となったのですが、 先週の土曜日に引き取りにきたまま、新しいのが来ないのです・・・。 冷蔵庫の無い暮らしが今日でかれこれ三日・・・。 今日の午前中には、という言葉を信じて(これで配達の約束は二回目です)、 外に行きたいという娘をなだめておやつの時間まで待ち続けたのですが、 結局音沙汰無し。(電話もなかったのです) 大家さん(イギリスでは家の持ち主の方がすべてを取り仕切ってくれて、 冷蔵庫も大家さんの持ち物なんです)がお店に連絡すると、 今日も手違いで配達リストに入ってなかった、 次は金曜日なら予約が取れるよ、と言うではありませんか!! なぜ上手に出ることができるの?! そもそも冷蔵庫を引き取りに来るときに、乗せるスペースがあるんだったら 新しいのを乗せて来て、交換してくれたら良くない?! 怒り、と言うより、悲しくなって。。。 これ、誰に言っても保証もしてくれないし、謝ってもくれないんですよ、 この国って・・・。 でもこれで気持ちを落ち込ませていたら損なので、 自分で気分転換を図り、気にしないように頑張るしかないのです。 こんなことばっかりですし。 それでも発展途上国にご赴任された経験をお持ちの方のお話を伺うと、イギリスはマシらいのです。 海外赴任は聞こえは良くても、 恵まれた国日本と比べると生活は非常に不便で、 何より教育システムが整い、学問に異様に熱心な国、日本に帰国する運命を抱えた、 帰国子女の教育問題に直面している子供を持つ駐在員のご家族の苦悩は、 非常に大きなものがあります。 我が家は主人の希望での留学。 会社の辞令で無理やりいらした駐在員の方のご苦労を考えると、 国が選べただけマシだと、思い直すことも多いです。 私も気を持ち直して、金曜まで耐えるため献立を考えました。 そして我慢してくれた娘のために公園に行き、スーパーに行かねばなりません。 学齢期の子供を抱え、ロンドンを満喫という大人の希望では無く、 補習校(日本語の補習をしてくれる学校ですが、無料ではないです)への 通学を考えての住まい選び、 食事に無頓着な、物価の高いこの国で、 いかに栄養バランスを考えて食事を用意するか、 帰国後の受け入れ先の学校や、学問の遅れを取り戻すための親子の努力など、 華やかで楽しいことばかりではありません。 先輩の皆さんの努力と忍耐は、本当に感心するばかり! そして、そんなご苦労をなさってこられた皆さんの、思いやりや優しさには、 本当に励まされることばかりです・・・ 不自由で理不尽な事に遭遇したとき、 特にそんなお友達に出会えたことを感謝します。 美しいもの、お洒落なこと、華やかな話題をお伝えすることが出来ないのが 申し訳ないのですが、 一児の母である私が知った海外生活に必要なもの、それは「忍耐」 異国の地で、娘が赤ちゃんのとき以来の忍耐を持って、頑張ってる私です。 想像とはちょっと違いますが・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年08月01日 00時36分59秒
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